一度とは
一度
いちど
言葉 | 一度 |
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読み方 | いちど |
意味 | 回数が一であること。一回。一片。 |
例文 | 「―ならず」 |
使用漢字 | 一 / 度 |
一度を含む四字熟語
一度を含む故事・ことわざ・慣用句
一度あることは二度ある(いちどあることはにどある)
一度起きたことは、後でまた同じようなことが起こりやすいので注意せよということ。この後に続けて「二度あることは三度ある」ともいう。
一度死ねば二度死なぬ(いちどしねばにどしなぬ)
人間死ぬのは一度きりと、事に当たる時決死の覚悟を決めて自分自身に言い聞かせることば。
一度はままよ二度はよし(いちどはままよにどはよし)
悪事を行うとき、最初は良心がとがめながら、なるようになれという気で行うが、二度目からはなんとも思わなくなり平気でのめりこんでいくということ。
一度焼けた山は二度は焼けぬ(いちどやけたやまはにどはやけぬ)
一度災いに遭うと二度と同じ災いに遭うことはないと、災難に遭った人を慰めて言うことば。
危ない橋も一度は渡れ(あぶないはしもいちどはわたれ)
安全な方策ばかりとっていたのでは、成功することはできない。時には危険を冒してやってみるのも必要だということ。
二度教えて一度叱れ(にどおしえていちどしかれ)
子どもをしつける時の心得を示した言葉。子どもの過ちや失敗は頭ごなしに怒らず、繰り返してよく教え諭し、それでも聞かない時にたまに叱るくらいがよいということ。
二度聞いて一度物言え(にどきいていちどものいえ)
人の言うことは何度聞き直してでもよく聞き、自分は口数を少なく余計なことを言わないほうがよいということ。
三度の火事より一度の後家(さんどのかじよりいちどのごけ)
三度火事に遭うより、一度だけでも夫に先立たれるほうが精神的打撃が大きくて立ち直りにくいというたとえ。
月雪花は一度に眺められぬ(つきゆきはなはいちどにながめられぬ)
よいことが全部一度にそろうことは、あり得ないというたとえ。月の出る晩に雪は降らないし、雪が降ると花は隠れて見えないし、花の咲く昼間に月は出ないということから。
「一」を含む言葉・熟語
- 朝一(あさいち)
- 一握(いちあく)
- 櫟・一位(いちい)
- 一位(いちい)
- 一意(いちい)
- 一尉(いちい)
- 一葦(いちい)
- 一囲・一圍(いちい)
- 一一(いちいち)
- 一溢米(いちいつべい・いちいつのこめ)
- 一因(いちいん)
- 一員(いちいん)
- 一院(いちいん)
- 一院制(いちいんせい)
- 一宇(いちう)
- 一円・一圓(いちえん)
- 一応・一應・一往(いちおう)
- 一概・一槩(いちがい)
- 一概に(いちがいに)
- 一月(いちがつ)
- 一丸(いちがん)
- 一眼(いちがん)
- 一機軸(いちきじく)
- 一休沐(いちきゅうもく・いつきゅうもく)
- 一義(いちぎ)
- 一儀(いちぎ)
- 一議(いちぎ)
- 一隅(いちぐう)
- 一見識(いちけんしき)
- 一芸(いちげい)
「度」を含む言葉・熟語
- 幾度(いくど)
- 緯度(いど)
- 落ち度・越度(おちど)
- 御百度・お百度(おひゃくど)
- おめでた・御目出度・御芽出度(おめでた)
- おめでたい・御目出度い・御芽出度い(おめでたい)
- おめでとう・御目出度う・御芽出度う(おめでとう)
- 温度(おんど)
- 温度計(おんどけい)
- 会計年度(かいけいねんど)
- 角度(かくど)
- 確度(かくど)
- 加速度(かそくど)
- 家族制度(かぞくせいど)
- 過度(かど)
- 過年度(かねんど)
- 感度(かんど)
- 屹度・急度・きっと(きっと)
- 輝度(きど)
- 強度(きょうど)
- 極度(きょくど)
- 襟度(きんど)
- くそ度胸・糞度胸(くそどきょう)
- 経度(けいど)
- 軽度(けいど)
- 憲度(けんど)
- 高速度(こうそくど)
- 光度(こうど)
- 高度(こうど)