「行く・往く」の意味・対義語

「行く・往く」(いく・ゆく)の意味・読み方を解説します。対義語もあわせて確認できます。
行く
/往く
いく
/ゆく
| 言葉 | 行く・往く |
|---|---|
| 読み方 | いく・ゆく |
| 意味・例文 |
|
「行く・往く」の対義語(反対語)
「行く・往く」で使われている漢字
| 部首 | 彳部(ぎょうにんべん) / 行部(ぎょう・ぎょうがまえ・ゆきがまえ) |
|---|---|
| 画数 | 6画 |
| 音読み | ギョウ / コウ / アン |
| 訓読み | い(く) / おこな(う) / ゆ(く) / し(ぬ) / みち / や(る) |
| 意味 | ゆく。いく。歩く。進む。めぐる / 動かす。やる。ゆかせる など |
| 部首 | 彳部(ぎょうにんべん) |
|---|---|
| 画数 | 8画 |
| 音読み | オウ |
| 訓読み | いにしえ / ゆ(く) |
| 意味 | ゆく。いく。前に進む。先に向かう / ゆく。いく。過ぎる。過ぎ去る。死ぬ など |
「行く・行く・往く・往く」を含む故事・ことわざ・慣用句
悪事千里を行く(あくじせんりをいく)
悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ。 「悪事千里を行く」ともいう。
秋の夕焼け鎌を研げ、秋の朝照り隣へ行くな(あきのゆうやけかまをとげ、あきのあさでりとなりへいくな)
夕焼けになると翌日は晴れに違いないから、鎌を研いで明日の仕事の準備をしておけということ。
遠きに行くは必ず近きよりす(とおきにゆくはかならずちかきよりす)
どれほど先にある目標でも、始まりは必ず手の届く一歩にある。遠さばかりを見て身近な一歩を飛ばせば、そこから先へは進めない。
往くに径に由らず(ゆくにこみちによらず)
事を運ぶのに抜け道を使わない。手数がかかっても表の筋だけを通し、人目を憚る運び方をしない。 「径」は本道からそれた細い道。
畦から行くも田から行くも同じ(あぜからいくもたからいくもおなじ)
手段や方法が違っても、同じ結果になることのたとえ。 畦道から行っても田から行っても、結局行き着く所は同じということから。 「田から行くも畦から行くも同じ事」「田を行くも畦を行くも同じ」「田歩くも畔歩くも同じ」などともいう。異形の多い語。
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し(ひとのいっしょうはおもにをおうてとおきみちをゆくがごとし)
人生は長く苦しいものだから、辛抱強く努力を重ねて着実に進んでいかなければならないという教え。徳川家康の遺訓から。
行く行くの長居り(いくいくのながおり)
「もう帰る、もう帰る」と言いながら、なかなか帰らずいつまでも話し込んで長居をすること。
裏の裏を行く(うらのうらをいく)
相手のやり方を見抜いて、相手の予想外の行動を取ること。
好事門を出でず、悪事千里を行く(こうじもんをいでず、あくじせんりをいく)
人の手柄はうちわの内に留まりがちなのに、しくじりや悪評のほうは遠い土地まで駆け抜けてゆく。世間の耳は、悪い話にこそよく開いている。
行く馬に鞭(ゆくうまにむち)
すでに十分な速さのものを、それでもまだ急がせる。 加減より、行けるところまで行かせるほうを選ぶ。 「駆ける馬にも鞭」「駆け馬に鞭」ともいう。
子供叱るな来た道だもの年寄り笑うな行く道だもの(こどもしかるなきたみちだものとしよりわらうなゆくみちだもの)
子どものいたずらなどは誰しも身に覚えがあるので叱るべきではないし、自分もいずれ年をとるので老人を笑いものにすべきではないということ。
小糠三合あったら婿に行くな(こぬかさんごうあったらむこにいくな)
男はわずかでも財産があるなら、気苦労の多い婿養子にはならずに独立して生計を立てよということ。 「小糠三合」は、わずかな財産のたとえ。 「婿に行くな」は「入り婿すな」「養子に行くな」などともいう。 「小糠」は「粉糠」とも書く。
去り跡へ行くとも死に跡へ行くな(さりあとへゆくともしにあとへゆくな)
離縁のあとへ入るならまだしも、死に別れのあとへ入るのは避けたほうがよい。 去った人の欠点は残るのに、亡くなった人の像は日が経つほど良いほうへ整えられてしまう。 「往に跡へ行くとも死に跡へ行くな」ともいう。
天馬空を行く(てんばくうをゆく)
天馬が、天空を自由に駆け巡るように、着想や行動が自由奔放である様子。
錦を衣て夜行くが如し(にしきをきてよるゆくがごとし)
暗い夜道を錦を着て歩いても誰にもわかってもらえないのと同じで、いくら出世しても故郷に帰らなければ人々に知ってもらうことはできないので、出世した甲斐がないということ。 「繍(しゅう)を衣て夜行くが如し」ともいう。
百里を行く者は九十里を半ばとす(ひゃくりをいくものはくじゅうりをなかばとす)
何事も終わり近くになると困難が多くなるので、最後まで気を抜いてはいけないということ。 百里の道を行く者は、九十里来たところが半分だと思えとの意から。
好い線を行く(いいせんをいく)
ある程度のレベルまで、技術や能力が達しているということ。
上手を行く(うわてをいく)
能力や才知などが他の人よりすぐれていること。 他の人より悪知恵が働くといった悪い意味にも使われる。
得心が行く(とくしんがいく)
相手の言動に納得すること。
年が行く(としがいく)
ある程度の年齢になること。年を取ること。
地で行く(じでいく)
飾り立てたりせずに、ありのまま振る舞うこと。または、物語や小説の中だけでしか行われないようなことを実際に行うこと。
合点が行く(がてんがいく)
理解・納得できる。 「がてん」は「がってん」とも読む。
そこへ行くと(そこへいくと)
前に述べた事柄と後に続く事柄が対照的であることを表す言葉。その点に関しては。
愛出ずる者は愛返り、福往く者は福来る(あいいずるものはあいかえり、ふくゆくものはふくきたる)
他人に愛情を注ぐ者には、その愛が巡り巡って自分に返り、他人に幸福を与える者には、やがて自らも幸福が訪れるということ。
錦を衣て昼行く(にしきをきてひるゆく)
出世して故郷に帰り、成功や栄誉を人々に示すことのたとえ。 昼の光の下で錦の衣をまとい、きらびやかに町を歩くさまから。 「錦」は色糸で華やかな模様を織り出した高価な布地。 「繍(しゅう)を衣て昼行く」ともいう。
果が行く(はかがいく)
仕事や物事が順調に進む。能率があがって成果が出る。はかどる。 「果」は「量」とも書く。

