草鞋とは
草鞋
わらじ
言葉 | 草鞋 |
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読み方 | わらじ |
意味 | わらを編んで作った草履に似た履き物。足形に編んで二本のひもを付け、それを足首に結びつけて履く。 |
用例 | 「―虫」「―銭」 |
例文 | 「―を履く」「―を脱ぐ」 |
使用漢字 | 草 / 鞋 |
草鞋を含む故事・ことわざ・慣用句
金の草鞋で捜す(かねのわらじでさがす)
根気強くあちこち探し回るたとえ。 いくら歩いても擦り減らない金の草鞋で探すという意味から。
二足の草鞋を履く(にそくのわらじをはく)
両立しないような二つの職業を一人で同時に兼ねることのたとえ。
駕籠に乗る人担ぐ人、そのまた草鞋を作る人(かごにのるひとかつぐひと、そのまたわらじをつくるひと)
人の生き方は、貧富の差や境遇によってさまざまであるということ。また、そのさまざまな人のつながりで、世の中はうまく成り立っているということ。 世の中には駕籠に乗る身分の人もいれば、その駕籠を担ぐひともいる。また、駕籠を担ぐひとの履く草履を作る人もいる。 人の世は持ちつ持たれつであるとの意から。
草鞋を脱ぐ(わらじをぬぐ)
長い旅を終えること。または、旅の途中で宿に泊まること。 博打打などが、旅の途中である土地に一時身を落ち着けるとの意から。