覆水とは
覆水
ふくすい
言葉 | 覆水 |
---|---|
読み方 | ふくすい |
意味 | 入れ物からこぼれた水。 |
例文 | 「―盆に返らず」 |
使用漢字 | 覆 / 水 |
覆水を含む四字熟語
覆水不返(ふくすいふへん)
一度行ったことは、元に戻したり、やり直したりすることは出来ないということ。 または、一度離婚した夫婦の仲は二度と元のようになることはないということ。 こぼれた水は元には戻らないという意味から。 古代中国の周の呂尚は、読書ばかりしていて貧乏だったために妻の馬氏は離婚したが、呂尚が出世すると復縁を求めた。 呂尚は水を地面にこぼして、こぼれた水は二度と元には戻らないと言い、断ったという故事から。 「覆水は返らず」とも読み、多くは「覆水盆に返らず」という形で用いる言葉。
覆水難収(ふくすいなんしゅう)
一度情勢が変わってしまうと、取り返すのは難しいということのたとえ。または、一度失敗すると取り返すことは難しいということのたとえ。または、一度駄目になった夫婦の関係を戻すことは難しいということのたとえ。 一度こぼしてしまった水は、もう一度集めることはできないという意味から。 「覆水(ふくすい)収(おさ)め難(がた)し」とも読む。
芙蓉覆水(ふようふくすい)
華が一番盛んな季節に、たくさん美しく咲いている様子。 「芙蓉」は蓮の花。 蓮の花の季節になり、池を覆い尽くすほどに咲き乱れるということから。 「芙蓉(ふよう)水を覆(おお)う」とも読む。
「覆」を含む言葉・熟語
- 雨覆い(あまおおい)
- 覆い・蔽い・被い(おおい)
- 覆い被せる(おおいかぶせる)
- 覆う・蔽う・被う(おおう)
- 日覆い(ひおい)
- 日覆い(ひおおい)
- 怖覆(ふふく)
- 金覆輪(きんぷくりん・きんぶくりん)
- 銀覆輪(ぎんぷくりん・ぎんぶくりん)
- 覆す(くつがえす)
- 覆る(くつがえる)
- 転覆・顛覆(てんぷく)
- 反復・反覆(はんぷく)
- 被覆(ひふく)
- 覆車(ふくしゃ)
- 覆土(ふくど)
- 覆没(ふくぼつ)
- 覆滅(ふくめつ)
- 覆面(ふくめん)
- 覆輪(ふくりん)
- 復刻・覆刻(ふっこく・ふくこく)
「水」を含む言葉・熟語
- 青味泥・水綿(あおみどろ)
- 汗水(あせみず)
- 雨水(あまみず)
- 水黽・水馬・飴坊(あめんぼ)
- 溢水(いっすい)
- 石清水・岩清水(いわしみず)
- 飲料水(いんりょうすい)
- 雨水(うすい)
- 打ち水(うちみず)
- 雲水(うんすい)
- 塩水(えんすい)
- 王水(おうすい)
- 黄水(おうすい)
- 大水(おおみず)
- 汚水(おすい)
- 海水(かいすい)
- 海水浴(かいすいよく)
- 水夫・水手・舸子(かこ)
- 加水(かすい)
- 渇水(かっすい)
- 枯れ山水・枯山水(かれさんすい・かれせんすい)
- 鹹水(かんすい)
- 冠水(かんすい)
- 灌水(かんすい)
- 梘水(かんすい)
- 菊水(きくすい)
- 汽水(きすい)
- 洈水(きすい)
- 気違い水・気狂い水(きちがいみず)
- 喫水・吃水(きっすい)