追うとは
追う
おう
言葉 | 追う |
---|---|
読み方 | おう |
意味 | 先に進んでいる人やものに並ぼうとして進む。 物事の決まっている順番に従うこと。 無理やり地位や立場から身を引かせること。 牛や馬などを後ろから移動するように働きかける。 目標を果そうと努力する。 逃げているものを捕らえようとして進むこと。 |
対義語 |
|
使用漢字 | 追 |
追うを含む故事・ことわざ・慣用句
顎で蠅を追う(あごではえをおう)
やせ衰えて元気がないようす。蠅を手で追い払う元気もなく顎を動かして追い払う意から。 「頤(おとがい)で蠅を追う」ともいう。 「頤」は顎のこと。
駟馬も追う能ず(しばもおうあたわず)
失言は取り返しがつかないから、言葉には十分気をつけよということ。 「駟」は四頭立ての馬車。 一度口にした言葉は、四頭立ての速い馬車で追っても追いつけないという意味から。 「駟馬も追う能ず(しばもおうあたわず)」ともいう。
猫を追うより皿を引け(ねこをおうよりさらをひけ)
その場のがれより、根本を正すことが大事だというたとえ。皿をねらっている猫を追い払うより、皿を片付けるほうがいいということから。
二兎を追う者は一兎をも得ず(にとをおうものはいっとをもえず)
一度に二つのものを手に入れようと欲張ると、結局どちらも手に入れられなくなることのたとえ。 一度に二匹のうさぎを捕えようとすると、結局一匹も捕らえられないことから。
人の蠅を追うより己の蠅を追え(ひとのはえをおうよりおのれのはえをおえ)
他人のことをあれこれ言う前に、まずは自分の問題を始末せよということ。 他人にたかる蠅を追い払うより、まずは自分にたかる蠅を追い払えとの意から。 単に「己の頭の蠅を追え」とも、「我が頭の蠅を追え」ともいう。
船盗人を徒歩で追う(ふなぬすびとをかちでおう)
無駄な苦労のたとえ。また、適切ではない方法のたとえ。 船を盗んで海上を逃げる相手を、陸上から追いかけるとの意から。
跡を追う(あとをおう)
追い掛ける。また、亡くなった人への思慕から自ら命を絶つこと。
年を追う(としをおう)
ある傾向が時間と共に強まり続けたり、弱まり続けたりすること。
夢を追う(ゆめをおう)
自分の描いている理想を追い求めること。