「成す」の意味

「成す」(なす)の意味・読み方を解説します。
成す
なす
| 言葉 | 成す |
|---|---|
| 読み方 | なす |
| 意味・例文 |
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「成す」で使われている漢字
| 部首 | 戈部(ほこづくり・ほこがまえ・ほこ・かのほこ) |
|---|---|
| 画数 | 6画 |
| 音読み | セイ / ジョウ |
| 訓読み | な(す) / な(る) |
| 意味 | なる。仕上がる。出来上がる / なる。~になる。変化する など |
「成す」を含む故事・ことわざ・慣用句
大功を成す者は衆に謀らず(たいこうをなすものはしゅうにはからず)
並外れた仕事をやってのける者は、あちこちに諮って意見をまとめようとはせず、自分の見立てひとつで踏み切るものだということ。 北方の遊牧の民にならって、裾の短い衣と馬上の弓とを軍に取り入れようとした王が、こぞって反対する家臣たちを退けたときに述べた言葉とされる。
事を成すは運根鈍(ことをなすはうんこんどん)
人生で成功するためには、運がよいこと、根気があること、物事にこだわらないことの三つが必要だということ。「事を成すは運根鈍」「運鈍根」ともいう。
門戸を成す(もんこをなす)
一家を興すたとえ。また、一派をつくるたとえ。 「門戸を張る」「門戸を構える」ともいう。
門前市を成す(もんぜんいちをなす)
権勢や名声を慕い、多くの人が訪れることのたとえ。 門の前に大勢の人が集まって、まるで市場のようであるとの意から。
咳唾、珠を成す(がいだ、たまをなす)
詩文の才能が優れていることのたとえ。 「咳唾」は咳と唾。または、他人の言葉を敬っていう語。 何気なく口から出た言葉でさえ、珠玉のように美しい名句になっているとの意から。
桃李もの言わざれども下自ずから蹊を成す(とうりものいわざれどもしたおのずからけいをなす)
中身の備わった人は、こちらから触れ回らずとも人を引き寄せる。聞き及んだ者が次々に足を運び、いつしかそこへ向かう往来が絶えなくなる。 「蹊」は人が踏み分けてできた細道。 「成蹊」ともいう。
一家の言を成す(いっかのげんをなす)
その人独特の主張や学説を打ち立てること。
三人、市虎を成す(さんにん、しこをなす)
事実ではないことでも、多くの人が同じことを言えば、やがては信じられるようになることのたとえ。 「市」は街、また市場のこと。 一人や二人では信じないが、三人もの人が市に虎がいると言えば、事実でなくても信じ込んでしまうとの意から。 「市に虎あり」「三人、虎を成す」「三伝の市虎」「三人成虎」などともいう。
体を成す(たいをなす)
それらしく形が整う。まとまった形になる。 「体(たい)」は「体(てい)」とも読む。
一家を成す(いっかをなす)
家庭を持つ。また、学問や芸術の分野で新しい流派を立ち上げる。 「一家を立てる」ともいう。
名を成す(なをなす)
その道で一人前の人物と認められるようになること。「成す」は成し遂げる意。 同じ意味の言い方に「名を得る」「名を揚げる」「名を遂げる」がある。
重きを成す(おもきをなす)
価値あるものとして重んじられること。 また、重要な地位や役職を占めること。
積土山を成す(せきどやまをなす)
学びも人の徳も、一日で高くなることはない。日ごとの小さな盛り足しが、そのまま丈をつくる。 土を積んで山ができれば風雨が起こり、水が集まって淵になれば竜が棲みつくと説かれ、「積水淵を成す」を対の句とする。
四時の序、功を成す者は去る(しじのじょ、こうをなすものはさる)
やり遂げた者はその場に居座らず、次の者に席を明け渡すものだということ。 春が夏に、夏が秋に入れ替わるように、季節も務めを果たせば速やかに退くことから。
