走るとは
走る
はしる
言葉 | 走る |
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読み方 | はしる |
意味 | 人や動物が、足を速く動かして移動する。駆ける。 乗り物などが速く移動する。 負けて逃げる。逃亡する。敗走する。 状況がある方向に傾く。 道や川が、ある方向に通じている。 感情や感覚などが、さっと現れて消える。 すべり出る。すらすらと動く。 |
対義語 | |
使用漢字 | 走 |
走るを含む故事・ことわざ・慣用句
悪事、千里を走る(あくじ、せんりをはしる)
悪い行いは、たちまち世間に広まるというたとえ。 「悪事、千里を行く」ともいう。
虫酸が走る(むしずがはしる)
不快でたまらず、ひどく嫌うことのたとえ。 「虫酸」は胃から出る酸っぱい液体のことで、その液が逆流して吐き気を覚える意から。
二月は逃げて走る(にがつはにげてはしる)
正月が終わったと思っていると、二月もあっという間に終わり、すぐに三月がやってくる。二月は、まるで走って逃げるかのように早く過ぎ去るように感じるということ。 「二月」と「逃げる」の「に」を掛けて言ったもの。 「二月は逃げて去る」ともいう。
脛に疵持てば笹原走る(すねにきずもてばささはらはしる)
自分の身にやましいところのある者は、落ち着いて生活することができないということ。 脛に傷のある者は笹が傷にふれると痛いので笹原を走り抜ける、または後ろめたいことがある者は笹の葉のそよぐ音にもおびえて走り出すとの意から。
銭は足なくして走る(ぜにはあしなくしてはしる)
金には足などついていないのに、まるで足があるかのように、人から人へと渡って行くということ。
才に走る(さいにはしる)
能力や才能を過信して地道な努力や注意を怠ること。
枝葉に走る(しようにはしる)
重要でない部分に注力して、本質を見失うこと。
利に走る(りにはしる)
利益を得ることにひたすらこだわること。