上げとは
上げ
あげ
言葉 | 上げ |
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読み方 | あげ |
意味 | 高くすること。 着物の長さを調整するために折り曲げて縫い上げること。ぬいあげ。 |
対義語 |
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使用漢字 | 上 |
上げを含む故事・ことわざ・慣用句
上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)
自分では何もしないで、すべて人にしてもらうことのたとえ。「上げ膳」は食事が済んで膳を下げること。「据え膳」は食膳を人の前に整えること。
神輿を上げる(みこしをあげる)
座り込んでいた人が立ち上がるたとえ。また行動をおこして仕事にとりかかること。「輿」と「腰」を掛けたことば。
恥の掻き上げ(はじのかきあげ)
恥をかいた上にさらに恥をかくこと。 「恥の上書き」「恥の掻き上げ」「恥の恥」ともいう。
槍玉に上げる(やりだまにあげる)
多くの中から、攻撃・非難の目標に選んで責めること。「槍玉」は、長い槍を小さな手玉のように自由自在にあやつること。
棚に上げる(たなにあげる)
自分に不都合なことにわざと触れないでおくことのたとえ。
上げ潮に乗る(あげしおにのる)
機運が良く、物事が順調に進むこと。進展すること。
上げたり下げたり(あげたりさげたり)
褒めたり貶したりして、本音がわからないようす。
血祭りに上げる(ちまつりにあげる)
戦いの手始めに敵方の捕虜やスパイを殺して士気を上げること。 また、威勢よく最初の相手を打ち負かして、味方を奮い立たせること。 「血祭り」は、古代中国で出陣の際に、いけにえの血を捧げて軍神を祭ったことに由来する。
血道を上げる(ちみちをあげる)
恋愛や道楽に夢中になって、分別を失う。のぼせあがる。
アドバルーンを上げる(あどばるーんをあげる)
意図的に情報の一部を流して、世間の反響や相手の出方を見ること。
暗礁に乗り上げる(あんしょうにのりあげる)
思わぬ障害によって、物事の進行が阻まれることのたとえ。 「暗礁」は水面下にあって見えない岩のこと。 船が海の中の見えない岩に乗り上げて、先に進めなくなるとの意から。
吊るし上げを食う(つるしあげをくう)
その場にいる大勢の人たちから厳しく責め立てられること。
男を上げる(おとこをあげる)
立派な行いをして世間に認められ、男としての面目を高めること。
手を上げる(てをあげる)
殴ろうとして手を振り上げること。 または、負けを認めること。降参すること。 また、技術や能力を上げること。上達すること。
熱を上げる(ねつをあげる)
あるものごとに夢中になること。
音を上げる(ねをあげる)
困難な状況などに耐えることができず、泣きごとを言うこと。
名を上げる(なをあげる)
名声を獲得すること。有名になること。
お手上げ(おてあげ)
解決する方法がなく、どうにもならないさま。 両手をあげて降参の意思を示すとの意から。
腰を上げる(こしをあげる)
立ち上がること。または、行動を起こすこと。
凱歌を上げる(がいかをあげる)
試合や戦争などの戦いに勝利して喜ぶ。 「凱歌」は、勝利を祝う歌。 「挙げる」は「上げる」「挙げる」とも書く。
ピッチを上げる(ぴっちをあげる)
仕事や作業などの速度や能率をよりよくすること。
悲鳴を上げる(ひめいをあげる)
仕事が忙しすぎたり、物事がうまくいかずに困り果てたりして、泣き言を言うこと。
祝杯を上げる(しゅくはいをあげる)
願いが叶ったり、勝負に勝ったりして喜ぶこと。祝いの席で酒を酌み交わしながら喜ぶという意味から。
勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
試合などに勝ち、勝利を宣言すること。 相撲で、行司が力士の名を呼ぶ意から。
気炎を上げる(きえんをあげる)
威勢のいいことを得意げに言うこと。また、意気盛んに議論を交わすこと。 「上げる」は「揚げる」とも書く。 また「気炎を吐く」ともいう。
メートルを上げる(めーとるをあげる)
酒に酔った勢いで、威勢のいいことを得意げに言うこと。 「メートル」は、計測器のこと。計測器の針が上がるとの意から。
目を吊り上げる(めをつりあげる)
たかく目尻を上げること。怒った顔つきのたとえ。
尻を上げる(しりをあげる)
座っている所から立ち上がること。 または、訪ねている所から帰ろうとすること。
呱呱の声を上げる(ここのこえをあげる)
赤ん坊が生まれること。 また、物事が新たに誕生すること。 「呱呱」は、赤ん坊の泣き声。