「一簣」の意味

「一簣」(いっき)の意味・読み方を解説します。
一簣
いっき
| 言葉 | 一簣 |
|---|---|
| 読み方 | いっき |
| 意味 | もっこ一杯の土。簣は、土を運ぶのに用いる竹かごのこと。 |
「一簣」で使われている漢字
「一簣」を含む故事・ことわざ・慣用句
九仞の功を一簣に虧く(きゅうじんのこうをいっきにかく)
長い間の努力も最後のわずかなところでやめてしまえば無駄になることのたとえ。 「九仞」は非常に高い、「一簣」は一杯のもっこの意。 高い山を築くのに、最後のもっこ一杯の土を虧く(欠く)と完成しないとの意から。
一簣の功(いっきのこう)
仕事を完遂する間際の、最後のひと踏ん張りのこと。 または、仕事を完成させるために積み重ねる一つ一つの努力と、その大切さのこと。 「簣」は、土を入れて運ぶ道具。もっこ。 「一簣」は、もっこ一杯の土のこと。 「九仞(きゅうじん)の功を一簣(いっき)に虧(か)く」による。 九仞の高さの山を作るにも、最後のもっこ一杯の土を盛らずに止めてしまえば山は完成しないとの意から。
一簣を以て江河を障う(いっきをもってこうがをささう)
手に負えないほど大きな流れや勢いを、ごくわずかな力でせき止めにかかること。とても望みのない試みをいう。あわせて、乏しい力のまま大がかりな仕事に挑む姿を言い表す場合もある。 「一簣」とは、もっこ(土を入れて運ぶかご)一つ分の土を指し、「江河」は中国の大河である長江と黄河を合わせた呼び名。もっこ一つ分の土を積んで、大河の流れをふさごうとするところから来ている。 『漢書』で何武と王嘉の二人を評した文に出てくる。前漢の終わりごろ、王莽が勢いを強め、董賢が皇帝にかわいがられていた時代に、二人は小さな力でその流れに逆らい、ついに身を滅ぼしたと記されている。 大きな水を手だけで止めようとする言葉に[[赤手を以て江河を障う*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8111.php]]、[[大海を手で塞ぐ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/87.php]]もある。「一簣」は[[九仞の功を一簣に虧く*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2887.php]]にも出てくる。
