河童とは
河童
かっぱ
言葉 | 河童 |
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読み方 | かっぱ |
意味 | 川や沼などに住むとされる想像上の怪物。全身が緑色で鱗に覆われ、背中には甲羅、口は嘴、頭は皿になっている。胡瓜が好物とされ、頭にある皿が乾くと死ぬとされている。 泳ぎがうまい人のたとえ。 ウリ科キュウリ属の植物の果実、「胡瓜」の別称。 |
対義語 |
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使用漢字 | 河 / 童 |
河童を含む故事・ことわざ・慣用句
陸に上がった河童(おかにあがったかっぱ)
自分の能力やわざを発揮できる環境から離れて、力が出せず無力になるたとえ。水中では自由に活動できる河童も陸に上がれば無力であることから。
河童に水練(かっぱにすいれん)
ある分野に精通している人に対して、その分野のことを教えようとする愚かさのたとえ。 「水練」は、泳ぎの練習のこと。 泳ぎが得意である河童に泳ぎを教えることは見当違いであるとの意から。
河童の川流れ(かっぱのかわながれ)
どんな達人でも、たまには失敗することがあるということ。 泳ぎが得意なはずの河童でも、時には水に押し流されることがあるとの意から。
屁の河童(へのかっぱ)
容易にできることのたとえ。また、取るに足りないことのたとえ。 「河童の屁」ともいう。 水中で放つ河童の屁には臭いや勢いがなく何とも思わないことから。また、取るに足りないものという意味の「木端(こっぱ)の火」から変化したともいわれる。
河童の寒稽古(かっぱのかんげいこ)
他人が見れば大変そうに見えても、実際にはなんでもないことのたとえ。河童の寒中水泳はつらそうに見えるが、河童にとっては寒くもなんともないことから。
陸へあがった河童(おかへあがったかっぱ)
環境が変わると、まったく能力が発揮出来ないことのたとえ。 水中では自由に活動できる河童も、陸上では無力であるという意味から。
「河」を含む言葉・熟語
- 愛河(あいが)
- 天の川・天の河(あまのがわ)
- 魚河岸(うおがし)
- 浮河竹(うきかわたけ)
- 運河(うんが)
- 追川・追河(おいかわ)
- お河童(おかっぱ)
- 泇河(かが)
- 河岸(かがん)
- 河港(かこう)
- 河口・川口(かこう・かわぐち)
- 河岸(かし)
- 河床(かしょう)
- 河心(かしん)
- 河鹿(かじか)
- 河鹿蛙(かじかがえる)
- 河清(かせい)
- 河川(かせん)
- 河船(かせん)
- 河川敷(かせんしき・かせんじき)
- 河道(かどう)
- 河畔(かはん)
- 河馬(かば)
- 川・河(かわ)
- 川岸・河岸(かわぎし)
- 川竹・河竹(かわたけ)
- 川太郎・河太郎(かわたろう)
- 川辺・河辺(かわべ)
- 河原・川原(かわら)