浮世とは
浮世
うきよ
言葉 | 浮世 |
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読み方 | うきよ |
意味 | 辛いことが多く、たよりになるものもない、はかないこの世の中。仏教の言葉で、「浮世(ふせい)」と「憂き世(うきよ)」が合わさったものとして使われる。 今の世界。現世。 今風のや、好色なという意味。 |
使用漢字 | 浮 / 世 |
他の読み方の語
浮世(うきよ)を含む故事・ことわざ・慣用句
浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
とかく世間では外見を重んじ、うわべで内容を判断しがちだということ。七分は十分の七のことで、衣装で七分がた評価が下される意から。
浮世は回り持ち(うきよはまわりもち)
幸不幸、貧富、栄枯盛衰などは絶えず人から人へと回っていき、一ヶ所にとどまらないということ。
浮世は夢(うきよはゆめ)
この世はまるで夢のようにはかなく短いものであるということ。
浮世渡らば豆腐で渡れ(うきよわたらばとうふでわたれ)
世渡りは、内面にやさしさと柔軟性をもち、物事のけじめはきっちりとつけよというたとえ。豆腐は外見が四角くきちんとした形だが、内は柔らかいことから。
とかく浮世は色と酒(とかくうきよはいろとさけ)
なんといってもこの世の楽しみは、色恋と酒であるということ。
浮世の風(うきよのかぜ)
思うようにならない世間の風潮。