押しとは
押し
おし

言葉 | 押し |
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読み方 | おし |
意味 |
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使用漢字 | 押 |
押しを含む故事・ことわざ・慣用句
暖簾に腕押し(のれんにうでおし)
手ごたえも張り合いもないことのたとえ。「腕押し」とは腕相撲のことで、暖簾のように力も争う意思もない相手と腕相撲をしても、何の手ごたえもないという意味から。
一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
女性をくどくには、第一が押しの強さ、二番目が金の力、男ぶりのよさは三番目だということ。
目白押し(めじろおし)
たくさんの人や物が込み合って並ぶこと。鳥の目白が仲間と枝にとまるとき、押し合うように並ぶ習性があることから。
艪を押して櫂は持たれぬ(ろをおしてかいはもたれぬ)
艪を漕ぎながら櫂を操ることはできないように、一人で同時に二つのことはできないというたとえ。
甲張り強くして家押し倒す(こうばりつよくしていえおしたおす)
必要以上の助けは、かえって悪い結果を招いてしまうということ。 「甲張り」は家などが倒れないようにあてがう材木のこと。 家が倒れないようにあてがう材木が強すぎて、逆に家を押し倒してしまうとの意から。 「甲張り」は「勾張り」とも書く。
駄目押し(だめおし)
もとは、囲碁用語の一つ。囲碁で、どちらの陣地にもならない領域を「駄目」という。 陣地にならない(勝敗に関係ない)駄目に石を置いて自分の地(陣地)を再確認することを駄目押しという。 転じて、間違いないとわかっていることを、念のためにもう一度確認することをいう。 サッカーや野球の試合などでは、勝負がほとんど決まっている時の追加点などをいう。 大相撲では、勝負が決まった後に、さらに相手を押したり倒したりすることをいう。
駄目押しをする(だめおしをする)
間違いないとわかっていることを、念のためにもう一度確認すること。 囲碁で、どちらの陣地にもならない領域を「駄目」という。 陣地にならない(勝敗に関係ない)駄目に石を置いて自分の地(陣地)を再確認することから。 「駄目押しをする」ともいう。
後押しをする(あとおしをする)
物事が順調に進むように、わきから援助すること。
押しが利く(おしがきく)
相手を自分の思い通りに従わせる力があること。
押しが強い(おしがつよい)
強引に自分の意見や希望を押し通そうとすること。
押しの一手(おしのいって)
目的を達成するために、ただひたすらに突き進んでいくさま。
押し出しがいい(おしだしがいい)
人前に出たときの態度や風采が立派であること。
押し付けがましい(おしつけがましい)
相手の気持ちや事情を考えもせず、自分の意向を強引に押し付けようとするさま。
押しも押されもしない(おしもおされもしない)
実力が十分に備わり、その立場にふさわしい威厳があること。
判で押したよう(はんでおしたよう)
いつも同じことを繰り返していて変化がない様子。 「判子で押したよう」ともいう。
尻押しをする(しりおしをする)
後ろから手助けすること。または、ある行動をするように仕向けること。けしかけること。 「尻押しをする」ともいう。
前面に押し出す(ぜんめんにおしだす)
ある物事を目立つように示すこと。
「押」を含む言葉・熟語
- 後押し(あとおし)
- 後ろ押し(うしろおし)
- 押印(おういん)
- 押韻(おういん)
- 押下(おうか)
- 押収(おうしゅう)
- 押送(おうそう)
- 押捺(おうなつ)
- 押さえ・抑え(おさえ)
- 押さえつける・抑えつける(おさえつける)
- 押さえる・抑える(おさえる)
- 押し合い圧し合い(おしあいへしあい)
- 押し合う(おしあう)
- 押し頂く・押し戴く(おしいただく)
- 押し入る(おしいる)
- 押し入れ(おしいれ)
- 押し売り(おしうり)
- 押し絵・押絵(おしえ)
- 押し返す(おしかえす)
- 押し隠す(おしかくす)
- 押しかける・押し掛ける(おしかける)
- 押し切り(おしきり)
- 押し切る(おしきる)
- 押し競・押しくら(おしくら)
- 押し込み(おしこみ)
- 押し込む(おしこむ)
- 押し込める(おしこめる)
- 押し殺す・圧し殺す(おしころす)
- 押し進める(おしすすめる)