「小」の意味

「小」(こ)の意味・読み方を解説します。
小
こ
| 言葉 | 小 |
|---|---|
| 読み方 | こ |
| 意味・例文 |
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「小」で使われている漢字
「小」を含む故事・ことわざ・慣用句
愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
持っていた好意が一片も残らず消え失せ、もう相手にする気も起こらなくなること。 「小想」は「愛想」に調子をそろえて重ねただけの語で、「愛想が尽きる」を一段強めた言い方。
愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
人を愛する時は、少しずつ長く続けるのがよいということ。
知恵は小出しにせよ(ちえはこだしにせよ)
自分の持っている知恵を一度に出さず、必要に応じて少しずつ出すのが賢明だということ。
猫に小判(ねこにこばん)
どんなに貴重なものでも、その価値のわからないものには、なんの値打ちもないことのたとえ。
下手の長糸、上手の小糸(へたのちょういと、じょうずのこいと)
下手な人ほど無駄なことをして、上手な人ほど要領よくやるというたとえ。 裁縫の下手な人はむやみに長い糸を針につけるが、上手な人は必要な長さだけの糸をつけて縫いやすくすることから。 単に「上手の小糸」とも、また「下手の長糸遣い」ともいう。
高い舟借りて安い小魚釣る(たかいふねかりてやすいこざかなつる)
道楽の道に入れ込んだ者は、かかりと見返りの釣り合いなど気にもかけない。 舟賃をかけて漕ぎ出しながら、持ち帰るのは値の付かない小魚ばかりで、どう数えても元は取れない。それでも当人にはいっこうに惜しくない。
重荷に小づけ(おもににこづけ)
すでに背負いきれないところへ、もうひとつ乗せられる。抱えている苦労の上に、また別の苦労が重なる。 「小づけ」は、積み荷の天に載せる小さな荷。
戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
ただで手に入るとなれば何であろうと欲しがる、欲の深さをいうたとえ。 「小袖」は絹地に綿を入れた冬の衣で、夏には着る当てがない。それでも人がくれるというなら受け取る、という意から。 「貰う物は夏も小袖」ともいう。
婿は大名から貰え嫁は灰小屋から貰え(むこはだいみょうからもらえよめははいごやからもらえ)
婿は自分の家より家柄がよい家から貰うと家の格が上がり、嫁は自分の家より低い家柄から貰うと威張らずによく働くので家のためによいということ。 「婿は大名から貰え嫁は灰小屋から貰え」「嫁は下から婿は上から」ともいう。
旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
旨い物を食べる時は小人数の方がたくさん食べられるということ。また、儲け話も小人数でやる方が、分け前が多くなってよいということ。
小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
ささいな小言や愚痴など、言っても仕方がないことを延々と言う人のことを評した言葉。
大嘘はつくとも小嘘はつくな(おおうそはつくともこうそはつくな)
誰も信用しないような大きな嘘はついても害が少ないが、小さな嘘は真偽がわかりにくく、人が信じ込む恐れがあるので、ついてはいけないということ。
大遣いより小遣い(おおづかいよりこづかい)
大きくまとまった一度の出費よりも、日常のこまごました出費のほうが、かえって大きい金額になりやすいというたとえ。
大摑みより小摑み(おおづかみよりこづかみ)
ひとつかみで大きく取ろうとせず、小さく確かに取り続けるほうがよいということ。 一度に多くを望めば手からこぼれるが、少量ずつなら取りこぼしがない。商いや蓄えの心得としていう。
大所の犬になるとも小所の犬になるな(おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな)
どうせ人に仕えるなら、勢力・権力のある相手の下につけというたとえ。
大取りより小取り(おおどりよりこどり)
一度に大儲けしようとするより、少しずつ確実に儲けていくほうが堅実だということ。
小馬の朝駆け(こうまのあさがけ)
はじめに元気を出し過ぎて、最後まで続かないことのたとえ。 「駒」は、馬のこと。 馬は出発した朝は元気よく走るが、やがて疲れてしまい元気がなくなることから。 「駒の朝勇み」「小馬の朝駆け(朝勇み)」ともいう。
小男の腕立て(こおとこのうでたて)
抵抗しようとしても、非力で問題にならないことのたとえ。「腕立て」は、自分の腕力をたのみとして人と争うこと。
小男の総身の知恵も知れたもの(こおとこのそうみのちえもしれたもの)
小男の全身が知恵だとしても、その量はたかが知れているということ。「大男総身に知恵が回りかね」に対して言い返す言葉。
小姑一人は鬼千匹にむかう(こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう)
嫁にとって、小姑一人は鬼千匹にも匹敵するほどやっかいで、扱いにくい存在であるということ。「むかう」は、匹敵するという意。
小糠三合あったら婿に行くな(こぬかさんごうあったらむこにいくな)
男はわずかでも財産があるなら、気苦労の多い婿養子にはならずに独立して生計を立てよということ。 「小糠三合」は、わずかな財産のたとえ。 「婿に行くな」は「入り婿すな」「養子に行くな」などともいう。 「小糠」は「粉糠」とも書く。
小舟の宵拵え(こぶねのよいごしらえ)
まだその時でもないのに、おおげさな支度にかかること。 すぐにも漕ぎ出せる小舟なのに、前の晩から船出の用意を始める意から。
小股が切れ上がる(こまたがきれあがる)
きりっと引き締まって小粋な姿をしている女性を表す言葉。
山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょはこつぶでもぴりりとからい)
体は小さくても、激しい気性と優れた才能を持ち、侮り難い存在のたとえ。山椒の実は小粒ながら、激しい辛味を持つことから。「山椒」は、本来「さんしょう」という。
出遣いより小遣い(でづかいよりこづかい)
大きな買い物で多額に出費するよりも、日常のこまごました出費のほうが、積もり積もって大きい金額になるというたとえ。
引かれ者の小唄(ひかれもののこうた)
どうにもならずに切羽詰まった者が、負け惜しみで強がりを言い、平気なふりをすることのたとえ。「引かれ者」は、刑場へ連れて行かれる罪人のこと。引かれ者が平静を装い、強がりを見せて小唄を口ずさんだことから。
破れても小袖(やぶれてもこそで)
元の品質や価値が高ければ、古くなったり状態が悪くなったりしても相応の値打ちがあるということ。 「小袖」は、絹の綿入れのこと。 小袖が破れたとしても、絹の性質を失うわけではないとの意から。
夏の小袖(なつのこそで)
時期外れで不用な物のたとえ。 小袖は冬に用いるもので、夏には不用であることから。
小気味がいい(こきみがいい)
見たり聞いたりしているだけで、爽快な気分になる様子。痛快な様子。 「小気味」は「気味」を強めた表現。
小爪を拾う(こづめをひろう)
ことば尻を捕えて非難したり口答えをしたりすること。
小股を掬う(こまたをすくう)
相手の隙をねらって自分の利益をはかること。 相手の股の内側を手で掬(すく)ってたおす相撲の技から。 「小股を取る」ともいう。
小耳に挟む(こみみにはさむ)
うわさなどをたまたま聞くこと。 「小」は「ちょっと」の意。
男伊達より小鍋だて(おとこだてよりこなべだて)
男気で張り合うより、鍋一つ囲む所帯の日々のほうを手放さない。 「小鍋だて」は小鍋で煮炊きすること。人前の男ぶりと、内輪の煮炊きとを引き比べた句。
鵜川の小鮎(うかわのこあゆ)
身をかわす道が塞がれていること。 鵜を放つ川で育った小鮎は、いずれ嘴に呑まれるほかない。
良い仲の小諍い(よいなかのこいさかい)
親しすぎる間柄ほど、ささいなことで言い争いになりやすいということ。 気がねがなくなるぶん、遠慮のない言葉が出るため。 「思う仲の小諍い」ともいう。
小家から火を出す(こいえからひをだす)
日ごろ誰の目にも留まらない者が、世間を騒がす大事の火元になるたとえ。また、そうした者が思わぬ大仕事をやり遂げるたとえ。 粗末な小家の失火が、町を焼くほどの大火に広がることから。
