流転とは
流転
るてん
言葉 | 流転 |
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読み方 | るてん |
意味 | 物事が絶えず移り変わり、とどまることがないさま。 仏教で、生死や因果が限りなく続くこと。六道世界をさまよいながら生まれ変わり死に変わりすること。輪廻(りんね)。 |
活用 | 「―する」 |
使用漢字 | 流 / 転 |
流転を含む四字熟語
生生流転(せいせいるてん)
世の中の全ての物は、次々と生まれては時間の経過とともにいつまでも変化し続けていくという意味。 「生生」は次から次へと生まれていくこと。 「流転」は時間とともに常に変化し続けること。
生死流転(しょうじるてん)
生まれては死に、死んでは生まれを何度も繰り返すこと。 仏教の言葉で、悟りを得る事ができない人は、六道という六つの世界を巡り続けるということから。
万物流転(ばんぶつるてん)
この世に存在する全てのものは、変化し続けるということ。 「万物」はこの世に存在する全てのものや現象。 「流転」は常に変化し続けること。
三界流転(さんがいるてん)
全ての生きているものは、三つの世界で生死を繰り返し続け、三つの世界を迷い続けるということ。 「三界」は欲界、色界、無色界の三つの世界のこと。 「流転」は迷い続けること。
光陰流転(こういんりゅうてん)
あっという間に時間が過ぎていくこと。 「光陰」は太陽と月、昼や夜や月日などの時間のこと。 「流転」は次から次へと移り変わること。
流転無窮(るてんむぐう)
様々な状態に変化し続けて、留まることがないこと。 「流転」は次から次へと変化し続けること。 「無窮」は終わることなく続くこと。
流転輪廻(るてんりんね)
生と死を何度も繰り返しながら、世界を迷い歩くこと。 「流転」と「輪廻」はどちらも生と死を繰り返し続けること。 「流転輪回」とも書く。
「流」を含む言葉・熟語
- 亜流(ありゅう)
- 暗流(あんりゅう)
- 一流(いちりゅう)
- 受け流す(うけながす)
- 小笠原流(おがさわらりゅう)
- お流れ・御流れ(おながれ)
- 遠流(おんる)
- 海流(かいりゅう)
- 書き流す・書流す(かきながす)
- 火砕流(かさいりゅう)
- 片流れ(かたながれ)
- 金釘流(かなくぎりゅう)
- 川流れ(かわながれ)
- 勘亭流(かんていりゅう)
- 寒流(かんりゅう)
- 貫流(かんりゅう)
- 環流(かんりゅう)
- 我流(がりゅう)
- 聞き流す・聞流す(ききながす)
- 着流し(きながし)
- 急流(きゅうりゅう)
- 気流(きりゅう)
- 逆流(ぎゃくりゅう)
- 渓流・谿流(けいりゅう)
- 血流(けつりゅう)
- 懸流(けんりゅう)
- 激流(げきりゅう)
- 交流(こうりゅう)
- 古流(こりゅう)
- 合流(ごうりゅう)