世の中とは
世の中
よのなか
言葉 | 世の中 |
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読み方 | よのなか |
意味 | 人々が集まり、互いにかかわりを持って暮らしていく場。社会。この世。 世間の事情やならわし。 |
類語 | 「世間」 |
使用漢字 | 世 / 中 |
世の中を含む故事・ことわざ・慣用句
欲の世の中(よくのよのなか)
世の中は全て欲得で動いているということ。
世の中には月夜ばかりはない(よのなかにはつきよばかりはない)
いつも明るい月夜ばかりではなく、闇夜もあるから気をつけろということ。脅し文句として使われる言葉。
世の中は九分が十分(よのなかはくぶがじゅうぶ)
世の中はすべてが自分の思い通りにいくとはかぎらないから、望んだことの九分が叶ったら満足すべきだということ。
世の中は年中三月常月夜、嬶十七俺二十、負わず借らずに子三人(よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよ、かかあじゅうしちおれはたち、おわずからずにこさんにん)
世の中は、いつも三月頃の温暖な気候で、夜は明るい月夜、妻は十七歳自分は二十歳、責任も借金もなく、子どもは三人持つ暮らしが望ましいということ。江戸時代の庶民のささやかな願望をいった言葉。
世の中は三日見ぬ間の桜かな(よのなかはみっかみぬまのさくらかな)
桜の花があっという間に散ってしまうように、世間の移り変わりは激しいものだということ。 もとは江戸時代の俳人大島蓼太の句「世の中は三日見ぬ間に桜かな」から。 この句は「桜が散ってしまうこと」ではなく「桜が咲きそろうこと」を詠んだもの。 単に「三日見ぬ間の桜」ともいう。
石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
秘密や隠し事が漏れやすいことのたとえ。 言葉を発するはずのない石が物を言うほど世の中では秘密が漏れやすいとの意から。
人間万事金の世の中(にんげんばんじかねのよのなか)
世の中は金の力がものをいい、金がすべてのものを支配しているということ。
「世」を含む言葉・熟語
- あの世・彼の世(あのよ)
- 新所帯・新世帯(あらじょたい)
- 一世(いっせ)
- 一世(いっせい)
- 浮世(うきよ)
- 憂き世(うきよ)
- 浮世絵(うきよえ)
- 浮世草子・浮世草紙(うきよぞうし)
- 浮世離れ(うきよばなれ)
- 現し世・現世(うつしよ)
- 永世(えいせい)
- 永世中立国(えいせいちゅうりつこく)
- 厭世(えんせい)
- お世辞・御世辞(おせじ)
- 顔見世(かおみせ)
- 隔世(かくせい)
- 空世辞(からせじ)
- 慨世(がいせい)
- 蓋世(がいせい)
- 希世・稀世(きせい)
- 生世話(きぜわ)
- 救世(きゅうせい)
- 救世主(きゅうせいしゅ)
- 挙世(きょせい)
- 近世(きんせい)
- 銀世界(ぎんせかい)
- 経世(けいせい)
- 警世(けいせい)
- 下世話(げせわ)
- 現世(げんせ)
「中」を含む言葉・熟語
- 中たる(あたる)
- 中てる(あてる)
- 後追い心中(あとおいしんじゅう)
- アルコール中毒(あるこーるちゅうどく)
- アル中(あるちゅう)
- 暗中・闇中(あんちゅう)
- 言い当てる・言い中てる(いいあてる)
- 一日中(いちにちじゅう)
- 中(うち)
- 雨中(うちゅう)
- 右中間(うちゅうかん)
- 永世中立国(えいせいちゅうりつこく)
- 越中褌(えっちゅうふんどし)
- お中・お腹(おなか)
- 御中(おんちゅう)
- 懐中(かいちゅう)
- 海中(かいちゅう)
- 火中(かちゅう)
- 家中(かちゅう)
- 渦中(かちゅう)
- 川中(かわなか)
- 寒中(かんちゅう)
- 閑中(かんちゅう)
- 眼中(がんちゅう)
- 忌中(きちゅう)
- 宮中(きゅうちゅう)
- 胸中(きょうちゅう)
- 禁中(きんちゅう)
- 空中(くうちゅう)
- 空中戦(くうちゅうせん)