有り・在りとは
有り
/在り
あり
言葉 | 有り・在り |
---|---|
読み方 | あり |
意味 | 有るの文語形。あること。 |
対義語 | |
使用漢字 | 有 / 在 |
有り・在りを含む故事・ことわざ・慣用句
富貴天に在り(ふうきてんにあり)
富や地位は天の与えるものであり、人の力ではどうすることもできないということ。
命は天に在り(めいはてんにあり)
運命は天が定めることで、人間の力ではどうすることも出来ないということ。
国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
戦乱で国が滅びても、自然の山や川はもとのままの姿で存在しているということ。
在りての厭い、亡くての偲び(ありてのいとい、なくてのしのび)
生きている間は悪いところばかり目について疎ましかった人が、いざ亡くなってみると今度は良いところばかり思い出されて、恋しくなるということ。
道は邇きに在りて遠きに求む(みちはちかきにありてとおきにもとむ)
無駄に高遠なものや難しい理論を求めて、近くの真理を見落としてしまうこと。 「邇き」は近きの意。 真理は近いところにあるのに、わざわざ遠いところにそれを求めようとすることから。
愚者も千慮に一得有り(ぐしゃもせんりょにいっとくあり )
愚か者でも、たまにはいい考え方をすることがあるということ。 「愚者も一得」「愚者にも一得」「愚者の一得」ともいう。
人と入れ物は有り合わせ(ひとといれものはありあわせ)
人と器物は多いほうが便利だが、たとえ少なくてもうまく使えばなんとかなるということ。 「人と入れ物は有り次第」ともいう。
有り金をはたく(ありがねをはたく)
持っている金を全部出すこと。
有り体に言う(ありていにいう)
ありのままを言うこと。うそ偽りなく述べること。