買うとは
買う
かう
言葉 | 買う |
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読み方 | かう |
意味 | 金銭を支払って物や権利などを自分のものにする。購入する。 積極的に引き受ける。 自分の行いによって悪い結果を招く。 人の才能や能力などの価値を認める。 |
対義語 | |
使用漢字 | 買 |
買うを含む故事・ことわざ・慣用句
買うは貰うに勝る(かうはもらうにまさる)
人から物を貰えば得したような気がするが、気持ちの負担になるし相手に借りができてしまったりする。物はもらうよりも自分で買うほうがよいということ。
馬も買わずに鞍買う(うまもかわずにくらかう)
物事の順序が逆であるたとえ。
飲む、打つ、買う(のむ、うつ、かう)
男の道楽の代表的なものを並べたことば。大酒を飲む、博打を打つ、女を買うこと。
死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
すぐれた人材を集めるために、つまらないものでも優遇することのたとえ。 昔、名馬を買うために出かけた使者が大金を払って死んだ名馬の骨を買って帰った。その行動に王は怒ったが、使者は「死んだ馬の骨に大金を投じれば、必ず生きた名馬を売りに来る者が現れるでしょう」と言った。その言葉通り、一年も経たないうちに王のもとに三頭の名馬が集まってきたという故事に基づく。
千金を買う市あれど一文字を買う店なし(せんきんをかういちあれどいちもんじをかうみせなし)
文字を覚えるためには、自分で学ぶしかないというたとえ。 市場にはいろんな物が売っていて、高価な物も買うことができるが、文字だけは売っていないとの意から。
顰蹙を買う(ひんしゅくをかう)
良識に反する言動をして、他人に軽蔑され嫌われるたとえ。「顰蹙」は、不快に感じて眉をひそめたり顔をしかめたりすること。
高く買う(たかくかう)
相場より高い値段で買うこと。転じて、人物の能力や行いなどを高く評価すること。
怒りを買う(いかりをかう)
自分の言動で、相手を怒らせてしまうこと。 「怒りを招く」ともいう。
一笑を買う(いっしょうをかう)
周囲の人から笑いものにされること。
恨みを買う(うらみをかう)
自分の言動で、人から恨まれること。
歓心を買う(かんしんをかう)
相手に気に入られようとして機嫌をとること。 「歓心」は喜ぶ気持ち。
一役買う(ひとやくかう)
ある役目を自ら引き受けること。
失笑を買う(しっしょうをかう)
愚かな言動をして他人から笑われること。 「失笑」は笑いを堪え切れずに吹き出してしまうこと。
不興を買う(ふきょうをかう)
上の立場の人の機嫌を損ねること。
不評を買う(ふひょうをかう)
悪い評価を受けること。
酢を買う(すをかう)
余計なことをして怒らせること。 または、ある行動を起こすように仕向けること。 「酢を乞う」ともいう。
反感を買う(はんかんをかう)
自身の存在や言動によって相手が不快に思い、自身へ反発や反抗などの好ましくない感情を持たれること。