利くとは
利く
きく
言葉 | 利く |
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読み方 | きく |
意味 | 効果や作用がしっかりと現れる。 機能や役割を十分に発揮する。 可能な状態にある。 |
使用漢字 | 利 |
他の読み方の語
利く(きく)を含む故事・ことわざ・慣用句
親の意見と冷や酒は後で利く(おやのいけんとひやざけはあとできく)
親の意見は聞き流してしまいがちだが、後になると納得できて、ありがたいと思うようになるということ。冷酒は飲みやすく、あとから酔いが回ってくる意から。
冷や酒と親の意見は後で利く(ひやざけとおやのいけんはあとできく)
親の意見は聞き流してしまいがちだが、後になると納得できて、なるほどと思うようになるということ。冷酒は飲んですぐより、あとから酔いが回ってくる意から。
潰しが利く(つぶしがきく)
それまでの仕事を辞めても、別の仕事で働くことができる能力があること。 金属製品を溶かすと再利用できるとの意から。
腕が利く(うでがきく)
優れた技量を発揮することが出来る。
押さえが利く(おさえがきく)
相手を従わせたり、統率したりする力があること。
押しが利く(おしがきく)
相手を自分の思い通りに従わせる力があること。
顔が利く(かおがきく)
信用や権力があって相手に無理がとおり、便宜を図ってもらえること。
陰口を利く(かげぐちをきく)
その人のいないところで悪口を言うこと。 「陰口を利く」ともいう。
気が利く(きがきく)
細かなところまで注意が行き届いていて、臨機応変な対応ができること。
どすが利く(どすがきく)
声や話し方に、相手を脅すような凄みがあること。
鼻が利く(はながきく)
隠し事などを見抜いたり、利益になりそうなことを探し出したりする能力がすぐれていること。
機転が利く(きてんがきく)
その場の状況に応じて、即座に適切な判断や行動ができること。
大きな口を利く(おおきなくちをきく)
実力もないのに偉そうなことを言うこと。
睨みが利く(にらみがきく)
他者を威圧し、押さえつけるだけの力量があること。
無駄口を利く(むだぐちをきく)
無意味で不必要なお喋りをすること。
目が利く(めがきく)
物事を判断したり性質を見抜いたりする能力が優れていること。
目先が利く(めさきがきく)
先の事を見通して、適切な判断や行動ができること。 「目先」は「目前」とも書く。
目端が利く(めはしがきく)
その場の状況に応じたとっさの行動ができること。
融通が利く(ゆうずうがきく)
状況に応じた適切な対応や処理ができること。