桜とは
桜
さくら

言葉 | 桜 |
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読み方 | さくら |
意味 | バラ科の落葉樹の総称。ヤエザクラやソメイヨシノなど。 |
桜を含む故事・ことわざ・慣用句
桜折る馬鹿、柿折らぬ馬鹿(さくらおるばか、かきおらぬばか)
桜は枝を折ると枯れてしまうことがある。一方、刃物を嫌う柿は枝を折るほうが新しい枝が茂って多くの実をつけるということ。
桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿(さくらきるばか、うめきらぬばか)
樹木の剪定(せんてい)方法をいったことば。桜は枝を切ると枯れることがあるのでそのままがいいし、梅は無駄な枝が伸びないように切ったほうがよいということ。
桜は花に顕われる(さくらははなにあらわれる)
ふだんは平凡な人々に紛れていた人間が、何らかの機会に優れた才能を発揮するたとえ。他の雑木に交って目立たなかった桜の木も、花が咲いて初めて桜の木だと気づかれるということから。
酒なくて何の己が桜かな(さけなくてなんのおのれがさくらかな)
花見に酒はつきもので、酒を飲まない花見はおもしろくないということ。
花は桜木、人は武士(はなはさくらぎ、ひとはぶし)
花は桜が最も美しく、人は武士が一番だということ。桜がぱっと咲いて散るように、武士の死に際も潔いことから。
世の中は三日見ぬ間の桜かな(よのなかはみっかみぬまのさくらかな)
桜の花があっという間に散ってしまうように、世間の移り変わりは激しいものだということ。 もとは江戸時代の俳人大島蓼太の句「世の中は三日見ぬ間に桜かな」から。 この句は「桜が散ってしまうこと」ではなく「桜が咲きそろうこと」を詠んだもの。 単に「三日見ぬ間の桜」ともいう。
使用されている漢字
「桜」を含む言葉・熟語
- 秋桜(あきざくら)
- 徒桜(あだざくら)
- 姥桜・媼桜(うばざくら)
- 桜花(おうか)
- 桜桃(おうとう)
- 観桜(かんおう)
- 桜色(さくらいろ)
- 桜蝦・桜海老(さくらえび)
- 桜貝(さくらがい)
- 桜狩り・桜狩(さくらがり)
- 桜草(さくらそう)
- 桜吹雪(さくらふぶき)
- 桜飯(さくらめし)
- 桜餅(さくらもち)
- 桜湯(さくらゆ)
- 桜ん坊・桜桃(さくらんぼ・さくらんぼう)
- 左近の桜(さこんのさくら)
- 芝桜(しばざくら)
- 葉桜(はざくら)
- 八重桜(やえざくら)
- 梅桃・山桜桃(ゆすらうめ)
- 夜桜(よざくら)
- 寒緋桜(かんひざくら)
- 葛桜(くずざくら)
- 桜紙(さくらがみ)
- 桜前線(さくらぜんせん)
- 桜鯛(さくらだい)
- 桜鍋(さくらなべ)
- 桜肉(さくらにく)