沙汰とは
沙汰
さた
言葉 | 沙汰 |
---|---|
読み方 | さた |
意味 | 物事の善悪や是非などを議論して決めること。また、それに当てはめて処置すること。また、その知らせ。 状況を教える連絡。知らせ。便り。 世間で知られていること。評判。噂。 人々の話題になるような事件や行い。 |
活用 | 「―する」 |
使用漢字 | 沙 / 汰 |
沙汰を含む故事・ことわざ・慣用句
地獄の沙汰も金次第(じごくのさたもかねしだい)
この世の事は、すべて金の力でどうにでもなるということのたとえ。 地獄の裁判も金を出せば有利になるとの意から。
胡乱の沙汰(うろんのさた)
疑わしいうわさのこと。「胡乱」は疑わしい、「沙汰」は評判の意。
隠密の沙汰は高く言え(おんみつのさたはたかくいえ)
秘密の話はこそこそ言わずに大きな声で話せということ。 ひそひそ話は人の好奇心をかきたて注意をひきやすいので、普通に話しているほうが目立たず秘密が守れるとの意から。
沙汰の限り(さたのかぎり)
是非や善悪を議論する必要もないほどに悪いこと。論外。 「沙汰」は物事の是非や善悪を議論すること。
仏の沙汰も銭(ほとけのさたもぜに)
この世は金次第でどうにでもなるということのたとえ。 仏がその人を救うかどうかさえも寄付した金銭の多さで変わるということから。
「沙」を含む言葉・熟語
- 内沙汰(うちざた)
- 音沙汰(おとさた)
- 表沙汰(おもてざた)
- 気違い沙汰・気狂い沙汰(きちがいざた)
- 恒沙(ごうしゃ)
- 沙蚕(ごかい)
- 御無沙汰(ごぶさた)
- 沙汰止み(さたやみ)
- 砂漠・沙漠(さばく)
- 娑羅・沙羅(さら・しゃら)
- 沙弥(しゃみ)
- 沙門(しゃもん)
- 砂・沙(すな)
- 取り沙汰・取沙汰(とりざた)
- 沙魚・鯊(はぜ)
- 砂・沙・砂子・沙子(いさご)
- 金砂・金沙(きんしゃ)
- 恒河沙(ごうがしゃ)
- 熱砂・熱沙(ねっさ)
- 不沙汰・無沙汰(ぶさた)
- 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
- 流砂・流沙(りゅうさ・りゅうしゃ)