先に・嚮にとは
先に
/嚮に
さきに
言葉 | 先に・嚮に |
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読み方 | さきに |
意味 | 今より前に。以前に。 |
例文 | 「―行われる」 |
使用漢字 | 先 / 嚮 |
先にを含む故事・ことわざ・慣用句
後悔、先に立たず(こうかい、さきにたたず)
事が済んでしまったあとで後悔しても取り返しがつかない。だから、物事を行う前に十分考えることが大切だということ。
後の雁が先になる(あとのかりがさきになる)
後から来た者が、先の者を追い抜いてしまうこと。また、年上の者より年下の者が先に死んだ時にも使う。列をなして飛ぶ雁行のようすから。「雁」は「がん」とも読む。
難きを先にし、獲るを後にす(かたきをさきにし、うるをのちにす)
困難な仕事を先に行い、自分の利益は後回しにすること。
提灯持ちは先に立て(ちょうちんもちはさきにたて)
指導的立場にある人は、先頭に立って模範を示すべきであるということ。 提灯を持って先導する人が先頭に立たずに後ろを歩いていても役に立たないとの意から。
弁当持ち先に食わず(べんとうもちさきにくわず)
お金や物をたくさん持っている人は、なかなか自分の物を使おうとしないことのたとえ。 特に、金持ちが金を使わないことをいう場合が多い。 弁当を運ぶ役目の人は、人より先に弁当を食べたりしないとの意から。
後先になる(あとさきになる)
後のものが先になり、先のものが後になること。物事の順序が逆になること。
後にも先にも(あとにもさきにも)
今までも、これから先もということ。これ一回きりであるということ。
口から先に生まれる(くちからさきにうまれる)
口が達者でお喋りな人に対していう言葉。