洗うとは
洗う
あらう

言葉 | 洗う |
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読み方 | あらう |
意味 |
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使用漢字 | 洗 |
洗うを含む故事・ことわざ・慣用句
血で血を洗う(ちでちをあらう)
血縁関係にある者同士が血を流し合うような争いをすること。 また、暴力に対して暴力、悪事に対して悪事で争うことのたとえ。 「血を以て血を洗う」ともいう。
足を洗う(あしをあらう)
悪事をやめること。また、今までの仕事をやめること。
耳を洗う(みみをあらう)
世俗的な立身出世を避け、高潔な心でいることのたとえ。 中国古代、尭(ぎょう)から帝位を譲りたいといわれた隠士の許由(きょゆう)が、汚れた話を聞いたといって耳を洗い清めたという故事から。 「流れに耳を洗う」「潁水に耳を洗う」「耳を滌ぐ」ともいう。
芋を洗うよう(いもをあらうよう)
狭い所で大勢の人が込み合う様子。たくさんの芋を桶に入れて、かき回して洗うようすから。
擂り粉木で重箱洗う(すりこぎでじゅうばこあらう)
行き届かないことのたとえ。大雑把なことをするたとえ。 「擂り粉木」は、すり鉢で物をするときに用いる先の丸い棒。 先の丸い棒で四角い重箱を洗おうとしても、隅まで洗えないことから。 「連木で重箱を洗う」ともいう。
赤貧洗うが如し(せきひんあらうがごとし)
非常に貧しくて、まるで洗い流したように何もない様子。「赤」は、何もないという意。
泥裡に土塊を洗う(でいりにどかいをあらう)
汚さや醜さがの程度が甚だしいことのたとえ。 または、意味のないことや理解ができないことのたとえ。 土の塊を泥の中に入れて洗うということから。