塵とは
塵
ちり
言葉 | 塵 |
---|---|
読み方 | ちり |
意味 | 直接目で見ることが出来ないほどに小さい小さいごみや土埃など。 俗世のよごれやけがれ。 数量が非常に少ないこと。わずかなこと。 |
使用漢字 | 塵 |
塵を含む故事・ことわざ・慣用句
大海は塵を択ばず(たいかいはちりをえらばず)
度量が広く、どんな相手でもすべて受け入れるというたとえ。 「芥」はごみのこと。 大海はごみであっても気にせずに受け入れるという意味から。
金と塵は積もるほど汚い(かねとちりはつもるほどきたない)
金持ちになればなるほど、欲深くけちになることをあざけっていうことば。
光を和らげ塵に同ず(ひかりをやわらげちりにどうず)
才能や学徳を隠して、俗世で目立たないように暮らすこと。また、仏や菩薩が衆生を救うために、本来の姿を隠して、塵のような俗世に現れること。 「[[和光同塵*https://yoji.jitenon.jp/yoji/236.html]]」ともいう。
歩く足には塵が付く(あるくあしにはちりがつく)
何か物事を行おうとすれば必ず煩わしいことが起きる。だから何もせずじっとしているのにかぎるということ。 「歩く足には泥が付く」ともいう。
お髭の塵を払う(おひげのちりをはらう)
身分の高い人や権力のある人にこびへつらうたとえ。 中国宋の丁謂が、宰相である寇準の髭が吸い物で汚れたのを見て拭いたという故事から。
風の前の塵(かぜのまえのちり)
物事のはかないことのたとえ。また、危険が間近に迫っていることのたとえ。塵は風にひとたまりもなく吹き飛ばされてしまうことから。
抱いた子の塵を食うを知らぬ(だいたこのちりをくうをしらぬ)
内輪のことには案外気が回らないというたとえ。 抱いている子どもが、ごみを口に入れても気がつかないことがあるとの意から。
塵も積もれば山となる(ちりもつもればやまとなる)
塵のようなわずかなものでも、たくさん積み重なれば山のように大きなものになるというたとえ。小さなことでもおろそかにしてはいけないということ。
塵に立つ(ちりにたつ)
世間にうわさが立つこと。
「塵」を含む言葉・熟語
- 宇宙塵(うちゅうじん)
- 浮塵子(うんか)
- 後塵(こうじん)
- 黄塵(こうじん)
- 粉みじん・粉微塵(こなみじん)
- 砂塵(さじん・しゃじん)
- 塵埃(じんあい)
- 塵芥(じんかい)
- 塵界(じんかい)
- 塵労(じんろう)
- 戦塵(せんじん)
- 炭塵(たんじん)
- 都塵(とじん)
- 粉塵(ふんじん)
- 余塵(よじん)
- 紅塵(こうじん)
- 塵・芥(ごみ)
- 塵溜め・芥溜め(ごみため)
- 塵出し(ごみだし)
- ごみ取り・芥取り・塵取り(ごみとり)
- 集塵(しゅうじん)
- 心塵(しんじん)
- 塵外(じんがい)
- 塵境(じんきょう)
- 塵土(じんど)
- 世塵(せじん)
- 俗塵(ぞくじん)
- 塵芥(ちりあくた)
- ちり紙・塵紙(ちりがみ・ちりし)