至る・到るとは
至る
/到る
いたる
言葉 | 至る・到る |
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読み方 | いたる |
意味 | 目的の場所に到着する。行き着く。 自分の場所に来る。 余すところなく全てに及ぶ。隅々まで行き渡る。 程度が甚だしい様子。 その時期や状況になる。 |
使用漢字 | 至 / 到 |
至るを含む故事・ことわざ・慣用句
愛多ければ憎しみ至る(あいおおければにくしみいたる)
特別に可愛がられることが多ければ、それを妬み憎む者が必ずいるということ。
霜を履んで堅氷至る(しもをふんでけんぴょういたる)
災いの小さな兆しが現れれば、やがては大きな災いに見舞われるということ。また、災いの兆しが見えたら用心を怠るなということ。 霜を踏んで歩くようになると、やがて堅い氷の張る季節が来るとの意から。
人間至る処、青山あり(にんげんいたるところ、せいざんあり)
どこで死んでも世の中には自分の骨を埋めるぐらいの場所はあるということ。だから、故郷にこだわらず広い世間に出ておおいに活動すべきだというたとえ。「人間」は、「じんかん」とも読み世の中の意。「青山」は、樹木が青々と茂った山で埋骨にふさわしい土地の意。幕末の僧、月性(げっしょう)の詩から。
事ここに至る(ことここにいたる)
事態が切迫し、手の打ちようのない状態になること。