「倉・蔵・庫」の意味・数え方

「倉・蔵・庫」(くら)の意味・読み方を解説します。数え方もあわせて確認できます。
倉
/蔵
/庫
くら
| 言葉 | 倉・蔵・庫 |
|---|---|
| 読み方 | くら |
| 意味 | 家財・商品・穀物などの物品を保管しておく建物。 |
「倉・蔵・庫」の数え方
| 数え方 |
戸前(とまえ)一戸前(いっとまえ) 棟(むね・とう)一棟(ひとむね・いっとう) |
|---|
「倉・蔵・庫」で使われている漢字
| 部首 | 人部(𠆢:ひとがしら・ひとやね) |
|---|---|
| 画数 | 10画 |
| 音読み | ソウ |
| 訓読み | くら / にわ(か) |
| 意味 | くら。納屋。物をしまっておく所 / にわか。あわただしい。あわてるさま など |
| 部首 | 艸部(艹:くさかんむり・そうこう) |
|---|---|
| 画数 | 15画 |
| 音読み | ゾウ / ソウ |
| 訓読み | くら / おさ(める) / かく(れる) |
| 意味 | おさめる。かくす。しまう。たくわえる / かくれる。身をかくす。ひそむ など |
「倉・蔵・庫」を含む故事・ことわざ・慣用句
下戸の建てたる蔵もなし(げこのたてたるくらもなし)
飲まずに浮いたはずの銭で身上を起こした者は、見回してもまず見当たらない。締めたところで富むとは限らないのだから、飲む楽しみを咎め立てするには及ばない——酒好きの側が返す当てこすりでもある。
商人は損していつか倉が建つ(あきんどはそんしていつかくらがたつ)
商人は、損をしたなどと言いながら、いつの間にか倉が建つほどの金持ちになっていることが多いということ。
腹の立つように家蔵建たぬ(はらのたつようにいえくらたたぬ)
世の中には腹が立つことが多いので、腹を立てるのは簡単だが、家や蔵を建てるくらいの金を稼ぐのは簡単にはいかないということ。
千の蔵より子は宝(せんのくらよりこはたから)
財をどれだけ積んでも、子ども一人の値打ちには届かない。あとに残って効いてくるのは、蓄えたものより育てた者のほうだ。
損と元値で蔵を建て(そんともとねでくらをたて)
「儲けがない」「仕入れを割る」が口癖の商人ほど、気がつけば蔵が建つほど財を成しているものだということ。商人の泣き言は真に受けられないの意で用いる。
針を蔵に積む(はりをくらにつむ)
わずかな金をこつこつと長い年月かけてためこむこと。 小さな針を蔵いっぱいに積み上げるような、気の長い貯め方をいう。「針を蔵に積みても溜まらぬ」と打ち消しの形で、倹約しても蓄えはなかなか増えないことにもいう。
神の神庫も梯のままに(かみのほくらもはしだてのままに)
どれほど手が届きそうにもない難しいことでも、その事に合った手だてを整えれば、ちゃんと果たせるのだということ。 「神庫(ほくら)」は神社の宝物を納める蔵、「梯(はしだて)」ははしごのこと。高く造られた蔵でも、はしごを立てかければ上っていけることから。 『日本書紀』によると、垂仁天皇の皇子の五十瓊敷命(いにしきのみこと)は、年をとったので、神社の宝物の管理を妹に任せようとした。妹が「か弱い女の身では、高い蔵に上ることなどできません」と断ると、兄は「蔵が高くても、私がはしごを作ってあげよう。上るのに何の苦労があるものか」と答えた。書紀は、このやりとりが句のいわれだと記している。
倉が建つ(くらがたつ)
商売がうまくいったり、大きなもうけ口をつかんだりして、使い切れないほどの財産をたくわえ、ひときわ裕福な身の上になること。 昔は、米や大事な品物をしまっておく倉を自分の家に建てられるのは、暮らしにゆとりのある家だけだったので、倉が建つことが豊かさのしるしと見られた。 人の働きぶりや商売の勢いを見て、この先たいへん豊かになるだろうと見込んで使う場合がよくある。 漢字は「蔵」を当てる場合もある。この句を後ろに含むことわざに[[商人は損していつか倉が建つ*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1005.php]]がある。
