一日とは
一日
いちじつ

| 言葉 | 一日 | 
|---|---|
| 読み方 | いちじつ | 
| 意味 | 月の初めの日。 | 
| 用例 | 「―千秋」 | 
| 例文 | 「―の長」 | 
| 使用漢字 | 一 / 日 | 
一日(いちじつ)を含む四字熟語
- 一日千秋(いちじつせんしゅう)- 時、人、物などが来るのを今か今かと楽しみに待つこと。 「千秋」は秋が千回来ることから千年という意味。 その時が来るのが楽しみで、一日が千年のように長く感じるという意味。 
- 一日之長(いちじつのちょう)- 年齢が一日分年上なこと。 または、少しだけ経験が多いという意味から、知識や技量などが少しだけすぐれていること。 
- 十年一日(じゅうねんいちじつ)- 十年という長い期間が経過しても全く変わっていないこと。 または、長い期間が経過しても進歩や成長をしていないこと。 「十年」は年数の十年のこと。 「一日」は日数の一日のこと。 十年という長い期間、同じ一日を繰り返すという意味から。 また、十年間同じことを繰り返すということから、辛抱強く努力し続けることや変化しないように守り続けることをいう場合もある。 
- 一日三秋(いちじつさんしゅう)- 相手を恋しく思う気持ちが深いこと。 または、とても待ち遠しいこと。 「三秋」は秋が三回過ぎることから”三年”の意。 一日会わなかっただけで、三年も会わなかったような気がすることから。 
- 一日片時(いちじつへんじ)- わずかな時間のこと。 または、たった一日のこと。 「片時」は少しの時間という意味。 
- 槿花一日(きんかいちじつ)- 人の栄華は儚いということのたとえ。 「槿花」は植物のむくげの花のこと。 むくげの花は一日で散るということから。 「槿花一日の栄」という形で使うことが多い言葉。 
- 一日千里(いちじつせんり)- 一際すぐれた才能があることのたとえ。 
- 一日九回(いちじつきゅうかい)- ひどく心配して、悩み苦しむこと。 「九」は何度もということ。 一日に何度も腸がねじれるほどに悩み苦しむということから。 「一日九廻」とも書く。 
- 一日九遷(いちじつきゅうせん)- あっという間に出世すること。 「九遷」は官位が九回上がること。 一日に官位が九回上がるという意味から。 皇帝から寵愛を受けていることをいう言葉。 「一日(いちじつ)九(く)たび遷(うつ)る」とも読む。 
一日(いちじつ)を含む故事・ことわざ・慣用句
- 一日千秋の思い(いちじつせんしゅうのおもい)- 待ち焦がれて、一日が千年もの長さに感じられること。 
- 一日の長(いちじつのちょう)- 経験・知識が他の人より少しだけ優れていること。その人より一日分年長であるとの意から。 
- 一日再び晨なり難し(いちじつふたたびあしたなりがたし)- 一日に二度朝が来ることがない。だから時間を大切にして勉学に励めという戒めのことば。「晨」は朝の意。 
- 一日の計は朝にあり一年の計は元旦にあり(いちにちのけいはあさにありいちねんのけいはがんたんにあり)- 一日の計画は朝のうちに立て、一年の計画は元旦に立てよということ。 
- 槿花一日の栄(きんかいちじつのえい)- 栄華が長続きしないことのたとえ。 「槿花」は、むくげの花。 朝に咲いて夕方にはしぼんでしまうむくげの花のように、はかない栄華との意から。 「槿花一朝の夢」ともいう。 
- 十年一日の如し(じゅうねんいちじつのごとし)- 長い年月が経っても、少しも変わらず同じ状態である様子。 十年経っても、最初の一日と同じであるとの意から。 
- 一日の計は朝にあり(いちじつのけいはあしたにあり)- 一日の計画は朝のうちに立てるべきであるということ。何事も最初が肝心であるというたとえ。 
 
 
