「二」から始まる言葉
「二」から始まる言葉 — 137 件
二合半(こなから)
半分の半分、特に一升の四分の一にあたる量(二合五勺)。主に酒や米の計量に用いられ、転じて少量を指すこともある。
二黒(じこく)
二女(じじょ)
その家族の姉妹の中で二番目に生まれた人。
二男(じなん)
長男の次に生まれた男の子ども。二番目の息子。
二(に)
二上がり(にあがり)
三味線の調弦法の一つ。太さや調子が中間の糸である第二弦を、本調子より一音だけ高くしたもの。また、その調子の曲。
二上がり新内(にあがりしんない)
江戸時代末期に流行した俗曲の一種。新内節を二上がりの調子でうたうもの。
二一天作の五(にいちてんさくのご)
旧式珠算での割算の方法。一〇を二で割るとき、一〇の位の一の珠をはらい、桁の上の珠をおろして五と置くこと。
二院(にいん)
上院と下院。日本では、衆議院と参議院。
二院制(にいんせい)
国会や議会が二つの院からなり、両者の決議の一致をもって議会の意思とする制度。
二王(におう)
仏法の守護神。寺の門や須弥壇(しゅみだん)前面の両側に置かれる一対の金剛力士像。一体は口を開けた「阿(あ)」の相をなし、もう一体は口を閉じた「吽(うん)」の相をなす。
二階(にかい)
建物が上下二層になっていること。
二化螟虫(にかめいちゅう)
小型のメイガ科であるニカメイガの幼虫。稲を食う害虫で、一年に二回発生するためこの名がついた。
二月(にがつ)
一年の月のうち、二番目の月。如月。
二眼レフ(にがんれふ)
「二眼レフレックスカメラ」の略語。構図を決めたりピントを合わせたりするためのファインダーレンズと、撮影レンズの二個のレンズが別になっているカメラ。
二季(にき)
四季のうち、二つの季節。夏と冬など。
二期(にき)
ある年度内の、二つの期間。上半期と下半期、夏季と冬季など。
二期作(にきさく)
一年に二回、同じ耕地に同じ作物を栽培し収穫すること。日本では、とくに稲作についていう。
二極化(にきょくか)
中心となる勢力が二つあること。物事が大きく二つに分かれること。
二義(にぎ)
二つの意味。
二義的(にぎてき)
根本的・本質的ではないこと。それほど重要ではないこと。
二軍(にぐん)
野球などのスポーツで、公式戦に出場する選手が所属する一軍とは別にある、育成中の選手や一軍選手が欠員になったさいの補充となる選手が所属する軍。
二元(にげん)
事物が異なる二つの原理から成り立っていること。また、その原理。
二弦琴(にげんきん)
二本の弦を張っている琴。
二絃琴(にげんきん)
二本の弦を張っている琴。
二元的(にげんてき)
すべての事物は、二つの異なる原理や要素から構成されているという考え方。
二元方程式(にげんほうていしき)
二つの未知数や変数を持つ方程式。
二元論(にげんろん)
哲学で、一つの物事には二つの異なる原理があるとして考える思想。
二胡(にこ)
中国の擦弦(さつげん)楽器の一つ。木製の胴に蛇皮を張り、長いさおを貫通させて二本の弦を張ったもの。馬の尾毛でつくった弓でこすって演奏する。
二更(にこう)
昔の時刻の一つ。一夜を五つに分けたうちの第二番目。午後九時頃から午後十一時頃まで。または、午後十時頃から午前〇時頃まで。亥(い)の刻。乙夜(いつや)。
二号(にごう)
二番目であること。二番目のもの。
二言(にごん)
二度言うこと。言い直すこと。
二三(にさん)
二つか三つほど。いくつか。ちょっと。
二酸化(にさんか)
二つの酸素原子と化合していることをあらわす表現。
二酸化硫黄(にさんかいおう)
硫黄と酸素の化合物。硫黄を燃焼させることで発生する、無色・刺激臭の有毒な気体。抗菌作用があるため、保存料・漂白剤・酸化防止剤として利用されている。一方、環境破壊や自動車公害の一因ともなっている。亜硫酸ガス。
二酸化炭素(にさんかたんそ)
炭素と酸素の化合物。炭素の燃焼や生物の呼吸などで発生する、無色・無臭の気体。炭酸飲料や入浴剤、消火剤などの発泡用ガスとしてや、冷却用ドライアイスとして利用されている。一方、温室効果ガスとしても働く。炭酸ガス。
二酸化マンガン(にさんかまんがん)
マンガンと酸素の化合物で、マンガン酸化物のひとつ。黒褐色の固体。乾電池や染料、酸化剤や無機触媒として利用されている。
二死(にし)
野球などで、アウトが二つになること。ツーアウト。ツーダウン。
二者(にしゃ)
二つのもの。二人の人。
二捨三入(にしゃさんにゅう)
二食(にしょく)
二伸(にしん)
手紙の本文のあとにさらに書き加える文。また、その書き初めに記す語。追伸。
二心(にしん)
二進(にしん)
野球で二塁に進むこと。
二親等(にしんとう)
本人および配偶者から二世を隔てている親族。祖父母・兄弟姉妹・孫など。二等親。
二次(にじ)
二字口(にじぐち)
相撲で、力士が土俵に上がる所。「二」の字の形で、土俵の東西にある。
二次元(にじげん)
次元の数が二つであること。長さと幅の平面的な広がり。
二十世紀(にじっせいき)
西暦千九百一年から二千年までの百年間。
二豎(にじゅ)
病気・病魔のこと。「豎」は、子どもの意。中国春秋時代、晋の景公が病気になった時、病因が二人の子どもの姿となって現れる夢を見たという故事から。
二重(にじゅう)
同じものごとが二つ重なること。
二十四気(にじゅうしき)
「二十四節気」に同じ。
二十四節気(にじゅうしせっき)
陰暦で、太陽の黄道上の位置によって一年を二十四等分し、それぞれに季節の名称をつけたもの。立春・雨水・啓蟄・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種・夏至・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至・小寒・大寒。
二十八宿(にじゅうはちしゅく)
二女(にじょ)
次女。
二乗(にじょう)
同じ数・式を二回掛け合わせること。平方。自乗。
二水(にすい)
漢字の部首の一つ。「准」「冷」などの「冫」の部分。
二世(にせ)
現世と来世。この世とあの世。
二世(にせい)
海外移住者の子で、移住先で生まれ、その国の市民権を持つ人。
二足(にそく)
二対の履き物。
二段構え(にだんがまえ)
成り行きに応じて対処するために、あらかじめ二通りの方法を用意しておくこと。
二段目(にだんめ)
二挺立(にちょうだて)
二進も三進も(にっちもさっちも)
物事が行き詰まって、少しも進めない様子。どうにもこうにも。
二八(にっぱち)
二月と八月。商売などがふるわない月とされる。
二兎(にと)
二匹のウサギ。
二途(にと)
二つの方法。二つの道。
二等親(にとうしん)
本人および配偶者から二世を隔てている親族。祖父母・兄弟姉妹・孫など。二親等。
二頭立(にとうだて)
馬車を二頭の馬で引かせること。また、その車。二頭びき。
二頭立て(にとうだて)
馬車を二頭の馬で引かせること。また、その車。二頭びき。
二等兵(にとうへい)
二等辺三角形(にとうへんさんかくけい)
二辺の長さが等しい三角形。
二刀流(にとうりゅう)
両手に一刀ずつ刀を持って戦う剣術の流儀。
二度(にど)
二回。再び。
二人称(ににんしょう)
人称の一つで相手をさす代名詞。「あなた」「あなたがた」「きみ」「きみたち」など。第二人称。対称。
二年生(にねんせい)
第二学年の生徒・学生。
二年草(にねんそう)
発芽から開花・結実して枯れるまでの期間が二年にわたる植物。二年生植物。
二の足(にのあし)
二歩目の足。
二の腕(にのうで)
肩とひじとの間の部分。上膊(じょうはく)。
二の替り(にのかわり)