「雁」を含む熟語・言葉 — 38 件
「雁」を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
雁(かり・がん)
ハクチョウのなかまをのぞいた、体の大きいカモ科の水鳥をさす名。鴨より大きく、首と足が長い。羽の色は雄も雌も茶色みをおびて目立たず、草を食べる。足には水かきがあり、泳ぐのも達者。北半球の北のほうで子を育て、秋に日本へ来て冬をこし、春に帰る。マガンやヒシクイなどがおり、日本でよく見られるのはマガン。空をわたるときは、かぎ形や横一列にならんで飛ぶ。
雁・雁が音(かりがね)
ガンの鳴く声。
葦を啣む雁(あしをふくむかり)ことわざ辞典
物事を行うときの準備が完全なこと。 雁が海を渡って遠くへ飛ぶとき、海上で羽を休めるために枯れ葦を口にくわえて行くことから。
後の雁が先になる(あとのかりがさきになる・あとのがんがさきになる)ことわざ辞典
後から来た者が、先の者を追い抜いてしまうこと。また、年上の者より年下の者が先に死んだ時にも使う。列をなして飛ぶ雁行のようすから。「雁」は「がん」とも読む。
一雁高空(いちがんこうくう)四字熟語辞典
群れから離れた一匹の雁が、他よりも高く飛んでいる様子。 他よりも飛びぬけて優れていることのたとえ。
燕雁代飛(えんがんだいひ)四字熟語辞典
入れ違いになること。 または、互いに隔てられていることのたとえ。 燕が南から渡ってくる季節には、雁は北へ渡り、雁が北から渡ってくる季節には、燕は南に渡るために出会うことはないということから。 「燕雁(えんがん)代わって飛ぶ」とも読む。
雁の使い・雁の便り・雁の玉章・雁帛・雁書・雁札(かりのたまずさ・かりのたより・かりのつかい・がんさつ・がんしょ・がんぱく)ことわざ辞典
便り、手紙のこと。 中国前漢の蘇武が、匈奴に捕らえられた時、自分の生存を知らせる手紙を雁の足に結んで放ったという故事から。 「雁札」「雁帛」「雁の使い」「雁の便り」「雁の玉章」ともいう。
雁股(かりまた)
矢じりの種類の一種。二又に開いていて内側に刃がついている。
雁瘡(がんがさ)
皮膚病の一種。冬に発症する湿疹や痒疹で、非常に強い痒みがある。雁が来る頃に発症して、帰る頃に治ることからいう。
雁がたてば鳩もたつ(がんがたてばはともたつ)ことわざ辞典
身のほども考えず、むやみに人まねしようとすること。渡り鳥である雁が飛び立つのを見て、遠くまで飛べない鳩も飛び立つことから。
雁が飛べば石亀も地団駄(がんがとべばいしがめもじだんだ)ことわざ辞典
身のほどもわきまえず、むやみに人のまねをしようとすること。 雁が飛び立つのを見て、自分も飛ぼうとした石亀が、飛べずにくやしがって地団駄を踏むことから。 単に「石亀も(の)地団駄」とも、「鷹が飛べば石亀も地団駄」「蛙が飛べば石亀も地団駄」ともいう。
雁木(がんぎ)
雁首(がんくび)
きせるの頭の部分。先にたばこを詰める火皿がついている。
雁首を並べる・雁首を揃える(がんくびをそろえる・がんくびをならべる)ことわざ辞典
その場に関係者が集まる様子。 「雁首」は人の首や頭の俗称。
雁行(がんこう)
雁が斜め方向に列になって飛ぶこと。また、その列。
雁信(がんしん)
遠くにいる人から届く、たより。手紙。
雁字搦め(がんじがらめ)
紐や縄などで様々な方向から何度も巻き付けて縛ること。
雁垂れ(がんだれ)
雁は八百、矢は三文・雁は八百、矢は三銭(がんははっぴゃく、やはさんせん・がんははっぴゃく、やはさんもん)ことわざ辞典
注ぎ込んだものはごく僅かなのに、手にする実りは桁違いに大きいこと。 一本三文の矢を放って、八百文の値がつく雁を仕留める。それほど割の合う商いをいう。「雁は八百、矢は三銭」ともいう。
雁は八百、矢は一筋・雁は八百、矢は三本・雁は八百、矢は三筋(がんははっぴゃく、やはさんぼん・がんははっぴゃく、やはひとすじ・がんははっぴゃく、やはみすじ)ことわざ辞典
狙うものは山ほどあるのに、手だてが足りないこと。また、あれこれ目移りして的を絞れないこと。転じて、迷いを捨てて一つに賭けること。 八百羽の雁が空を埋めているのに、手元の矢は三本しかない、という絵から出た言い方。 「雁は八百、矢は三筋」「雁は八百、矢は一筋」ともいう。
雁皮(がんぴ)
暖かい山地に生える低い木。夏、うすい黄色の小さな筒形の花が、枝先でまり状に寄り合って開く。皮からとった繊維は、つやのある上等な紙のもとになる。
雁皮紙(がんぴし)
雁皮の皮からとった繊維で漉いた紙。きめが細かくてつやがあり、しめり気に強く虫にも食われにくいので、古くから上等の紙として重んじられた。
雁擬き(がんもどき)
崩した豆腐に野菜などを加えて揚げた食品。雁の肉に味が似ていることからいう。
雁も鳩も食わねば知れぬ(がんもはともくわねばしれぬ)ことわざ辞典
自分の舌で確かめてはじめて、そのものの中身は言い当てられる。 雁の肉と鳩の肉は、目で見ているかぎりよく似ている。世の中の物事も同じことで、傍から品定めをしても当たらない。「雁も鳩も食うた者が知る」ともいわれる。
雁来紅(がんらいこう)
葉鶏頭の漢名。雁の飛来と、葉の色づく時期が重なることからの名。秋の季語。
帰雁(きがん)
冬から春になり、暖かくなったために寒い北へ渡る雁。
鴻雁哀鳴(こうがんあいめい)四字熟語辞典
離散してさまよう民が、苦労や窮状を訴えることのたとえ。 鴻(おおとり)と雁(”がん”または”かり”)を流浪の民にたとえたもの。
鴻雁愛力(こうがんあいりき)四字熟語辞典
自分の力を無意味に使わないこと。 鴻雁は、よい風が吹いた時に素早く飛び立つことから。 「愛」は惜しむという意味。 「鴻雁(こうがん)、力(ちから)を愛(あい)す」とも読む。
衡陽雁断(こうようがんだん)四字熟語辞典
便りがなくなること。 「衡陽」は中国の山の衡山の南のこと。 衡山には回雁峰と呼ばれる険しい峰があり、雁は南へ行こうとしても、これを越えることができず、北に戻っていくということから。 「衡陽(こうよう)雁(かり)断(た)ゆ」とも読む。
孤雁(こがん)
群れから離れて一羽だけでいる雁。
沈魚落雁(ちんぎょらくがん)四字熟語辞典
他と比べることもできないほどに美しい女性のこと。 その女性を見た魚は恥らって水底に隠れ、女性を見た雁は見とれて空から落ちるということから。 元は価値観の相対性を言った言葉で、人間の基準では絶世の美女でも、魚や雁からすれば恐れて逃げる対象でしかないということから。
沈魚落雁、閉月羞花(ちんぎょらくがん、へいげつしゅうか)ことわざ辞典
この上ない美女のこと。 あまりの美しさに、魚は沈み、雁は落ち、月は雲間に隠れ、花は恥じてしぼむとの意から。
隣の貧乏雁の味(となりのびんぼうがんのあじ)ことわざ辞典
近しい者がうまくいっていないと知って、胸のうちがすっと軽くなる。 人が隠し持つ暗い満足を、そのまま言い当てている。
雁来紅(はげいとう)
秋、茎の上のほうの葉が紅や黄に染まり、遠目には花が咲いたように見える草。花そのものは葉のつけ根につく淡い緑の小粒で、目立たない。鶏頭に似た色を葉で見せるのが名のもと。雁の渡ってくるころに色づくので「雁来紅」とも書く。庭に植えて眺める。
初雁(はつかり)
秋になって、初めて北方から渡って来る雁(がん)。はつかりがね。
人を謗るは雁の味(ひとをそしるはがんのあじ)ことわざ辞典
他人をこき下ろしている間の、後ろめたくも癖になる心地よさ。 陰口ほどやめにくいものはないと、身も蓋もなく認めた形。
平沙落雁(へいさらくがん)四字熟語辞典
干潟に降り立つ雁の群れのこと。 中国の山水画の伝統的画材である瀟湘八景の中の一つ。 琴曲の名前などにも用いられている言葉。 「平沙」は平坦で広大な砂原のこと。 「沙」は”砂”と同じ意味。
落雁(らくがん)
米や大豆などから作った粉に砂糖や水あめを混ぜ、型に入れて固めたお菓子。干菓子のひとつ。
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