余りとは
余り
あまり
言葉 | 余り |
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読み方 | あまり |
意味 | 使った後に残ったもの。余分。 普通の程度を激しく越えていること。また、そのために他に影響を与えてしまうこと。 程度が大したことないこと。それほど。 乗算して割り切れずに残る部分。剰余。 |
使用漢字 | 余 |
余りを含む故事・ことわざ・慣用句
才余りありて識足らず(さいあまりありてしきたらず)
才能にあふれているのに、見識が不足していること。
余り茶に福あり(あまりちゃにふくあり)
余っている物の中にも、思いがけずよいものがあるということ。
余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
最後まで残っている物の中には、思いがけずよいものがあるということ。
日計足らずして歳計余りあり(にっけいたらずしてさいけいあまりあり)
一見、利益が上がっていないように思えるが、長い目で見ると確実に利益があるということ。 日々の計算では儲けがないように見えるが、一年を通じるとちゃんと利益があるとの意から。
二八余りは人の瀬越し(にはちあまりはひとのせごし)
十六歳頃は、人生を左右する大事な時期であるということ。「二八」は十六歳、「瀬越し」は重大な時期のこと。
後生は徳の余り(ごしょうはとくのあまり)
一生懸命に徳を積めば、おのずと来世の安楽もかなえられるということ。また、現世の暮らしに余裕があってこそ、来世の安楽を祈ることができるということ。
信心は徳の余り(しんじんはとくのあまり)
信心は生活にゆとりがあって初めてできるものだということ。