医者とは
医者
いしゃ

| 言葉 | 医者 | 
|---|---|
| 読み方 | いしゃ | 
| 意味 | 仕事として病気や怪我の診察や治療を行うこと人。医師。 | 
| 例文 | 「―の不養生」 | 
| 対義語 | |
| 使用漢字 | 医 / 者 | 
医者を含む故事・ことわざ・慣用句
- お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもくさつのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)- 恋の病は、医者の出す薬や温泉でも治せないというたとえ。 「草津」は「有馬」ともいう。 
- 医者の不養生(いしゃのふようじょう)- 口では立派なことを言いながら、自分では実行していないことのたとえ。患者に養生を勧める医者が自分の健康に注意しない意から。 
- 医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)- 他人に立派なことを言う人は自分も立派でなければならにというたとえ。患者を治療する医者は自分自身も健康に注意せよという意。 
- 腹八分に医者いらず(はらはちぶにいしゃいらず)- 食事をするときは、常に満腹の八割ほどに抑えておくほうが健康でいられるということ。 「腹八分目に医者いらず」「腹八合に医者いらず」「腹八合に病なし」などともいう。 
- 坊主捨て置け医者大事(ぼうずすておけいしゃだいじ)- 急病の時は、急いで医者を呼ぶのが大事だということ。 
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)- 生死の境にいるような重病人のこと。生きているうちは医者が金を取り、死んでしまえば僧侶が金を取るということから。また、所詮あの世に金は持っていけないと守銭奴を皮肉ることば。 
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)- 医者はおおむね裕福で、学者はたいてい貧乏だということ。「儒者」は学者、「寒し」は貧しい意。 
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)- 物事はうまく行うためには相手を信用しなければならないというたとえ。 どんな名医でも、患者が信頼して従わなければ病気を治すことは出来ないとの意から。 
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)- 医者は経験を積んだ年寄りのほうが信頼できるし、味噌は年月が経ったもののほうがおいしいということ。 
- 医者の薬も匙加減(いしゃのくすりもさじかげん)- 何事も加減が大事だというたとえ。 医者がどんなに良い薬を使っても、分量が適切でなければ効き目がないということ。 
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)- たとえ専門分野のことでも、自分のことになると適切な処理ができないということ。 医者は他人の病気は治せても、自分の病気は適切な処置ができないとの意から。 
- 医者の只今(いしゃのただいま)- あてにならない約束のたとえ。往診をたのまれた医者は「只今、参ります」と返事するが、なかなか来てくれないことから。 
- 葬礼帰りの医者話(そうれいがえりのいしゃばなし)- 言ってもどうにもならない愚痴を言うたとえ。また、手遅れで間に合わないことのたとえ。葬式からの帰り道に、医者のよしあしなどを話すということから。 
- 橙が赤くなれば医者の顔が青くなる(だいだいがあかくなればいしゃのかおがあおくなる)- 橙が色づく秋頃は過ごしやすく病人も少なくなり、仕事が減った医者の顔が青くなるということ。 
- 藪医者の玄関(やぶいしゃのげんかん)- 外見ばかり立派にして実質の伴わないことのたとえ。腕に自信のない医者ほど玄関を立派にするということから。 
- 藪医者の手柄話(やぶいしゃのてがらばなし)- 実力のない者ほど自慢話をしたがるというたとえ。 
- 藪医者の病人選び(やぶいしゃのびょうにんえらび)- 実力のない者にかぎって仕事のえり好みをするというたとえ。 「藪薬師の病人選び」ともいう。 
 
 
