「家鴨・鶩」の意味

「家鴨・鶩」(あひる)の意味・読み方を解説します。
家鴨
/鶩
あひる
| 言葉 | 家鴨・鶩 |
|---|---|
| 読み方 | あひる |
| 意味 | 野生のマガモを飼いならして育てた水鳥。体が重くて飛べず、肉と卵をとるために飼われる。羽毛は布団や衣服の詰め物にする。 |
「家鴨・鶩」で使われている漢字
「家鴨・鶩」を含む故事・ことわざ・慣用句
醜い家鴨の子(みにくいあひるのこ)
家鴨の群れの中で醜いと嫌われて育った雛が、大きくなってみれば白鳥だったという童話による言い方。 まわりから器量が悪いの出来が悪いのと言われて育ちながら、長じて美しくも立派にもなる子。
家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)
それほどでもない者が、高い気位を持っていることのたとえ。 姿のよくない家鴨が、鴨の気位を持つことから。 背の低い人がせわしなく歩くさまを家鴨にたとえた句には「[[家鴨の火事見舞い*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8728.php]]」、短い物を家鴨の脚にちなんでいう句には「[[家鴨の脚絆*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8729.php]]」がある。
家鴨の火事見舞い(あひるのかじみまい)
背の低い人が、おしりを振り振り、せかせかと先を急いで行く姿のたとえ。足の短い家鴨が、火事の見舞いに駆けつけようとあたふた進むさまに見立てた言葉で、人の体つきをからかう響きがある。 同じく家鴨の姿を借りた言い回しに「[[家鴨も鴨の気位*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1793.php]]」がある。
家鴨の脚絆(あひるのきゃはん)
長さの短い物を、家鴨の脚に巻く脚絆になぞらえていう言葉。家鴨の脚がとても短いことにちなむ。脚絆は、昔、旅や力仕事に出るときに、すねへ巻きつけて足を守った布のこと。 家鴨を持ち出したたとえには、「[[家鴨の火事見舞い*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/8728.php]]」や「[[家鴨も鴨の気位*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1793.php]]」もある。
鵠を刻して鶩に類す(こくをこくしてあひるにるいす)
白鳥を彫るつもりが仕損じても、出来上がりはあひるに似た姿くらいにはなる。まじめでつつしみ深い人を手本にして見習えば、その人と肩を並べるまでには至らなくても、行いの正しい善い人間には育つ、とたとえる。 後漢の将軍馬援が、兄の子たちに書き送った手紙に見える言葉から。誠実で慎重な竜伯高をまねて及ばなくても、身をつつしむ人にはなれるとし、それを世に言う「白鳥を刻んで仕損じても、なおあひるには似る」ことだと説いた。同じ手紙では、豪快な杜季良をまねて仕損じると軽はずみな人になると戒め、[[虎を描いて狗に類す*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3904.php]]の例えを引いている。 鵠は白鳥、鶩はあひるを指す。鶩は音で「ぼく」とも読む。この故事を漢字四字でまとめた[[刻鵠類鶩*https://yoji.jitenon.jp/yojim/6671]]もある。
