阿呆・阿房とは
阿呆
/阿房
あほ
言葉 | 阿呆・阿房 |
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読み方 | あほ |
意味 | 考えが足りない様子。また、そのような人。馬鹿。 |
使用漢字 | 阿 / 呆 / 房 |
阿呆(あほ)を含む故事・ことわざ・慣用句
正直は阿呆の異名(しょうじきはあほうのいみょう)
融通のきかない正直は、世渡りがへたな愚か者のすることであるということ。
冬至十日経てば阿呆でも知る(とうじとおかたてばあほうでもしる)
冬至を十日も過ぎればめっきりと日が長くなるので、どんなに鈍い人でも気づくということ。
大根の皮取らぬ阿呆、生姜の皮取る阿呆(だいこんのかわとらぬあほう、しょうがのかわとるあほう)
大根は皮をむかないとまずい。生姜は皮をむくと食べるところが少なくなる。物事の適正を知らない愚か者のたとえ。
阿呆の三杯汁(あほうのさんばいじる)
何杯も汁のおかわりをする作法知らずをあざけっていう言葉。また、愚か者にかぎって大食をすることのたとえ。 「阿呆の三杯汁」ともいう。
律儀は阿呆の唐名(りちぎはあほうのからな)
実直すぎるのは、愚かなことと同じだということ。「唐名」は別名の意。
釣りする馬鹿に見る阿呆(つりするばかにみるあほう)
魚釣りをする人間も、それを見ている人間も、どちらも無駄な時間を過ごしている、と釣り好きをあざけった言葉。
結構は阿呆のうち(けっこうはあほうのうち)
あまりにお人好しなのは、馬鹿と同じだということ。 「結構は阿呆の唐名」ともいう。
「阿」を含む言葉・熟語
- 阿吽・阿呍(あうん)
- 阿漕(あこぎ)
- 阿古屋貝(あこやがい)
- 阿修羅(あしゅら)
- 阿闍梨(あじゃり)
- 東屋・四阿・阿舎(あずまや)
- 阿茶羅漬・アチャラ漬け・阿茶羅漬け(あちゃらづけ)
- 阿婆擦れ(あばずれ)
- 阿鼻(あび)
- 阿附・阿付(あふ)
- 阿片・鴉片(あへん)
- 阿片窟(あへんくつ)
- 阿呆・阿房(あほう)
- 阿呆鳥・阿房鳥・信天翁(あほうどり)
- 阿呆臭い(あほくさい)
- 阿呆陀羅経(あほだらきょう)
- 阿呆らしい(あほらしい)
- 阿弥陀(あみだ)
- 阿弥陀被り(あみだかぶり)
- 阿弥陀籤(あみだくじ)
- 阿諛(あゆ)
- 阿羅漢(あらかん)
- 阿亀・お亀(おかめ)
- お多福・阿多福・於多福(おたふく)
- お多福風邪・阿多福風邪・於多福風邪(おたふくかぜ)
- お鍋・於鍋・阿鍋(おなべ)
- 阿る(おもねる)
「呆」を含む言葉・熟語
- 呆れ返る(あきれかえる)
- 呆れ果てる・呆果てる(あきれはてる)
- 呆れる・惘れる(あきれる)
- 遊び呆ける・遊び惚ける(あそびほうける)
- 呆気(あっけ)
- 呆気ない・呆気無い(あっけない)
- 阿呆・阿房(あほう)
- 阿呆鳥・阿房鳥・信天翁(あほうどり)
- 阿呆臭い(あほくさい)
- 阿呆陀羅経(あほだらきょう)
- 阿呆らしい(あほらしい)
- 痴呆(ちほう)
- 早発性痴呆(そうはつせいちほう)
- 呆然(ぼうぜん)
「房」を含む言葉・熟語
- 青房(あおぶさ)
- 姉さん女房(あねさんにょうぼう)
- 姉女房(あねにょうぼう)
- 阿呆・阿房(あほう)
- 阿呆鳥・阿房鳥・信天翁(あほうどり)
- 右心房(うしんぼう)
- 官房(かんぼう)
- 監房(かんぼう)
- 恋女房(こいにょうぼう)
- 工房(こうぼう)
- 左心房(さしんぼう)
- 茶房(さぼう)
- 子房(しぼう)
- 書房(しょぼう)
- 心房(しんぼう)
- 僧坊・僧房(そうぼう)
- 玉房・玉総(たまぶさ)
- 乳房(ちぶさ)
- 同房(どうぼう)
- 独房(どくぼう)
- 内閣官房(ないかくかんぼう)
- 内閣官房長官(ないかくかんぼうちょうかん)
- 糠味噌女房(ぬかみそにょうぼう)
- 房帷(ぼうい)
- 房宇(ぼうう)
- 房宴・房燕(ぼうえん)
- 房奥・房奧(ぼうおく)
- 房屋(ぼうおく)
- 房魏(ぼうぎ)