「矢」の意味

「矢」(や)の意味・読み方を解説します。
矢
や
| 言葉 | 矢 |
|---|---|
| 読み方 | や |
| 意味・例文 |
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「矢」で使われている漢字
「矢」を含む故事・ことわざ・慣用句
帰心、矢の如し(きしん、やのごとし)
故郷や我が家に帰りたいと思う気持ちが募ること。
笑う顔に矢立たず(わらうかおにやたたず)
にこやかな面持ちを向けられると、こちらの尖った気持ちは行き場を失ってしまう。 柔らかい顔つきの前では、強く出ようとした側のほうが引き下がる。
刀折れ矢尽きる(かたなおれやつきる)
備えを残らず使い果たし、そこから先へ動けなくなる。 争いの場から出た言い方で、退くよりほかなくなった場面をいう。 「弓折れ矢尽きる」ともいう。
光陰、矢の如し(こういん、やのごとし)
月日が経つのが早いことのたとえ。 「光」は日、「陰」は月のこと。 月日は、矢が飛ぶようにあっという間に過ぎ去るという意味から。
下手の射る矢(へたのいるや)
まともな人間は相手にしやすいが、無茶苦茶な人間は相手にしにくいということ。 下手な者の射る矢はどこへ飛ぶかわからないので避けようがないとの意から。 「狐が下手の射る矢を恐る」「下手の鉄砲烏が怖じる」ともいう。
下手の真ん中、上手の縁矢(へたのまんなか、じょうずのふちや)
物事は、時のはずみで意外な結果になり得ることのたとえ。 下手な人の矢が的の真ん中を射抜いたり、上手な人の矢が的から外れて縁に当たったりするとの意から。
戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
物事が起こってから、慌てて準備にとりかかる愚かさをいう言葉。 戦いが始まってから矢を作ることから。 「軍を見て矢を矧ぐ」「敵を見て矢を矧ぐ」ともいう。
石に立つ矢(いしにたつや)
一念を込めて事を行えば、できないことはないというたとえ。漢の李広が石を虎と見誤り、一心に集中して矢を射たところ、矢が石に刺さったという故事から。
白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ)
数ある中から、これと名指しで選び出される。 もとは神が生贄の娘の家に印を残したという伝えに拠り、望まぬ役目を負わされる側にもいう。
所の法には矢は立たぬ(ところのほうにはやはたたぬ)
その土地の定めは、たとえ不合理と思っても、そこにいるかぎりは従うしかないということ。
一筋の矢は折るべし十筋の矢は折り難し(ひとすじのやはおるべしとすじのやはおりがたし)
一人の力は弱くても、大勢が力を合わせれば強大な力を発揮できるということ。 一本の矢は簡単に折ることができるが、十本では折るのは難しいとの意から。
矢も楯もたまらず(やもたてもたまらず)
思いつめてじっとしていられない様子。 矢でも楯でも勢いを抑えることができないとの意から。
矢でも鉄砲でも持って来い(やでもてっぽうでももってこい)
こうなった以上は何を向けられようと引かない、と正面から言い放つ言葉。 もう失うものがないと見きわめた側の啖呵。 「槍でも鉄砲でも持って来い」ともいう。
矢の催促(やのさいそく)
矢を次々と射るような、ひっきりなしの厳しい催促のこと。 「矢のような催促」ともいう。
矢を向ける(やをむける)
攻撃の対象とする。矛先(ほこさき)を向ける。
向かう鹿には矢が立たず(むかうししにはやがたたず)
素直に従ってくる相手には、きつく当たれないものだ。 こちらへ顔を向けている鹿は射るにしのびない意から。 「向かう顔に矢が立たず」ともいう。
雁は八百、矢は三文(がんははっぴゃく、やはさんもん)
注ぎ込んだものはごく僅かなのに、手にする実りは桁違いに大きいこと。 一本三文の矢を放って、八百文の値がつく雁を仕留める。それほど割の合う商いをいう。「雁は八百、矢は三銭」ともいう。
雁は八百、矢は三本(がんははっぴゃく、やはさんぼん)
狙うものは山ほどあるのに、手だてが足りないこと。また、あれこれ目移りして的を絞れないこと。転じて、迷いを捨てて一つに賭けること。 八百羽の雁が空を埋めているのに、手元の矢は三本しかない、という絵から出た言い方。 「雁は八百、矢は三筋」「雁は八百、矢は一筋」ともいう。
