無碍・無礙とは
無碍
/無礙
むげ
言葉 | 無碍・無礙 |
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読み方 | むげ |
意味 | 妨げとなるものがないこと。自由自在であること。 |
用例 | 「融通―」 |
活用 | 「―な」 |
使用漢字 | 無 / 碍 / 礙 |
無碍・無礙を含む四字熟語
融通無碍(ゆうずうむげ)
何かにこだわることがなく、思考や行動が自由であること。 「融通」は物事が停滞することなく順調に進むこと。 「無礙」は障害になるものがないという意味。 「融通無碍」とも書く。
弁才無碍(べんざいむげ)
喋ることが非常にうまく、流れるように話すことが出来ること。 「弁才」は弁舌の才能があること。 「無礙」は何ものにも妨げられることがないこと。 元は仏教語で、菩薩が仏の教えを他人に説く、すぐれた能力のことをいった言葉。 「弁才無碍」とも書く。
無辺無碍(むへんむげ)
どこまでも広く、縛られるものが何もないこと。 仏教の言葉で、「無辺」はどこまでも広いこと、「無礙」は煩悩にとらわれずに自由なこと。 「無辺無碍」とも書く。
異類無碍(いるいむげ)
異なっているもの同士が、何ものにも邪魔されることなく互いに通じ合うこと。 「異類」は違う種類という意味。 「無礙」は障害になるものがないということ。 仏教の言葉で、性質の異なる火と水が、何の妨げもなく通じ合うことをいう。 「異類無碍」とも書く。
縦横無礙(じゅうおうむげ)
思ったまま好きなように物事を行う様子。 または、満足するまで自由に行動すること。 「縦横」は縦と横のことから自分の思うよう好きに振舞うこと。 「無礙」は何者にも縛られないこと。
「無」を含む言葉・熟語
- 敢え無い(あえない)
- 飽くなき・飽く無き(あくなき)
- 味気ない・味気無い(あじきない)
- 味気ない・味気無い(あじけない)
- 呆気ない・呆気無い(あっけない)
- 危なげ無い(あぶなげない)
- 有り無し・有無・有無し(ありなし)
- 有るか無し(あるかなし)
- 有る事無い事(あることないこと)
「碍」を含む言葉・熟語
- 碍子(がいし)
- 障害・障碍・障礙(しょうがい)
- 無碍・無礙(むげ)
- 障碍・障礙(しょうげ)
- 阻害・阻碍(そがい)
- 妨害・妨碍(ぼうがい)
「礙」を含む言葉・熟語
- 障害・障碍・障礙(しょうがい)
- 無碍・無礙(むげ)
- 障碍・障礙(しょうげ)