「鼠」の意味・数え方

「鼠」(ねずみ)の意味・読み方を解説します。数え方もあわせて確認できます。
鼠
ねずみ
| 言葉 | 鼠 |
|---|---|
| 読み方 | ねずみ |
| 意味 | 上下一対の前歯が死ぬまで伸びつづける小さな獣の総称。伸びすぎないよう絶えず物をかじるので、柱や配線まで傷つける。数がふえるのが早く、蓄えた穀物をあさり、病をうつすこともある。人家に入るはつかねずみ・くまねずみ・「溝鼠」のほか、野に暮らす種類も多い。 |
| 用例 | 「鼠色」「鼠講」「鼠捕り」 |
「鼠」の数え方
| 数え方 |
匹(ひき)一匹(いっぴき) |
|---|
「鼠」で使われている漢字
「鼠」を含む故事・ことわざ・慣用句
時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)
時流に乗れば、つまらない者でも出世して権力をふるうようになるというたとえ。
頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)
物を盗む人のこと。家に住んでいて、物を盗む頭髪の黒い人間を、鼠になぞらえて言う言葉。
猫の額にある物を鼠が窺う(ねこのひたいにあるものをねずみがうかがう)
自分の実力を考えずに、大それたことや無謀なことをしようとすることのたとえ。 猫のそばにある物を、鼠がねらって様子をうかがうことから。
猫の前の鼠(ねこのまえのねずみ)
相手の掌の内に置かれて、こちらからは何一つ手が打てない。 見逃してもらう以外に道がない立場をいう。
家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
規模の違いはあるが、どんな所にも悪いことをする者がいるということ。
国に盗人、家に鼠(くににぬすびと、いえにねずみ)
物事には、その内部に害をなすものがあるというたとえ。
大山鳴動して鼠一匹(たいざんめいどうしてねずみいっぴき)
前触ればかりが大きくて、実際の結果は小さいことのたとえ。 大きな山が音を立てて揺れ動くので、何か大きな事が起こるのかと身構えていると、鼠がたった一匹出てきただけだったとの意から。 「大山」は「泰山」とも書く。
鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
口数が多い者は、とかく口先だけで実行が伴わないというたとえ。よく鳴く猫は鼠を捕らないということから。
鼠が塩を引く(ねずみがしおをひく)
小事が積み重なって大事になることのたとえ。また、ものが少しずつ減っていき、最後にはなくなってしまうことのたとえ。 鼠が盗んでいく塩は少量ずつだが、何度も盗まれているといつの間にか大量の塩が無くなってしまうことから。 「鼠が塩を嘗める」ともいう。
鼠壁を忘る壁鼠を忘れず(ねずみかべをわするかべねずみをわすれず)
傷つけた側はすぐ忘れるが、傷つけられた側は恨みをいつまでも忘れないというたとえ。壁をかじった鼠はすぐにそのことを忘れるが、壁にはいつまでもその傷が残るということから。
鼠捕る猫は爪を隠す(ねずみとるねこはつめをかくす)
真にすぐれた才能のある人は、それをむやみにひけらかしたりしないということ。 鼠を捕るのがうまい猫は、ふだん鋭い爪を隠していて見せないとの意から。 同じ意味の言い方に「上手の猫が爪を隠す」がある。
ただの鼠ではない(ただのねずみではない)
ただものではない。油断のならない人物である。
独楽鼠のよう(こまねずみのよう)
あちこち忙しく動き回る様子。
袋の鼠(ふくろのねずみ)
どうやっても逃げることができない状態。 「袋の中の鼠」ともいう。
鼠の嫁入り(ねずみのよめいり)
あれこれと条件をつけて選び好んでも、結局はふさわしいところに落ち着くというたとえ。 昔、鼠の夫婦が娘に天下一の婿を迎えたいと思い、まず太陽に申し入れた。 すると太陽は「自分は雲が出ると照らせなくなるから、雲のほうが偉い」と言った。 次に雲に頼むと「自分は風に吹き飛ばされるから、風のほうが強い」と答えた。 風に申し入れると「自分はいくら吹いてもびくともしない壁のほうが上だ」と言う。 最後に壁に頼むと「自分は鼠がかじって穴をあけるので、鼠のほうが偉い」と言われた。 こうして鼠の夫婦は、結局、自分たちの仲間から娘の婿を選んだという。 「鼠の婿取り」ともいう。
鼠も虎の如し(ねずみもとらのごとし)
小さな鼠でも、命がけで飛び出すときは虎のような勢いを示すということ。 弱い者でも、必死になれば強者をも圧するほどの勢いや迫力を持つことのたとえ。
猫の前の鼠の昼寝(ねこのまえのねずみのひるね)
命取りになりかねないものが目の前にあるのに、それと知らずくつろいでいる。
