鳴く・啼くとは
鳴く
/啼く
なく
言葉 | 鳴く・啼く |
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読み方 | なく |
意味 | 鳥獣や虫が声や音を出すこと。 |
例文 | 「―かず飛ばず」「―まで待とうホトトギス」 |
使用漢字 | 鳴 / 啼 |
鳴くを含む故事・ことわざ・慣用句
閑古鳥が鳴く(かんこどりがなく)
人が集まらずものさびしい様子。特に商売などがはやらずさびれていることをいう。「閑古鳥」はかっこうの別名で、その鳴き声がさびしげに聞こえることから。
鳥の将に死なんとする、その鳴くや哀し(とりのまさにしなんとする、そのなくやかなし)
鳥の死に際の鳴き声は人の心を打つほど悲痛に響くということ。このあとに「人の将に死なんとするその言や善し」と続き、人が死に際にいう言葉には真実が込められているという意で使われる。
鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥(なかぬならなくまでまとうほととぎす)
好機が来るまで、辛抱強く待つということ。徳川家康が詠んだとされ、家康の辛抱強い性格を表した句。 これに対し、織田信長が「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」、豊臣秀吉が「鳴かぬなら鳴かしてみせよう時鳥」と詠んだとされている。
鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ)
口数が多い者は、とかく口先だけで実行が伴わないというたとえ。よく鳴く猫は鼠を捕らないということから。
鳴くまで待とう時鳥(なくまでまとうほととぎす)
好機が来るまで、あせらずに辛抱強く待つということ。徳川家康が「鳴かぬなら」という言葉に続けて詠んだとされ、家康の辛抱強い性格を表した句。織田信長は「鳴かぬなら殺してしまえ時鳥」、豊臣秀吉は「鳴かぬなら鳴かしてみせよう時鳥」と詠んだとされている。
鳴く虫は捕らえられる(なくむしはとらえられる)
芸があるために、身を誤ることのたとえ。鳴く虫は、その鳴き声のために捕まえられるということから。
蚊の鳴くような声(かのなくようなこえ)
蚊の羽音のように、とても小さくて弱々しい声のこと。
「鳴」を含む言葉・熟語
- 打ち鳴らす(うちならす)
- 海鳴り(うみなり)
- かき鳴らす・掻き鳴らす・搔き鳴らす(かきならす)
- 共鳴(きょうめい)
- 鶏鳴(けいめい)
- ささ鳴き・笹鳴き(ささなき)
- 潮鳴り(しおなり)
- 地鳴き(じなき)
- 地鳴り(じなり)
「啼」を含む言葉・熟語
- 鳴く・啼く(なく)
- 悲啼(ひてい)
- 夜鳴き・夜啼き(よなき)