回向・廻向とは
回向
/廻向
えこう
言葉 | 回向・廻向 |
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読み方 | えこう |
意味 | 経を読んだり、布施をしたりして死者の幸福を祈ること。 仏教の修行や布施などで得た徳を分け与え、共に極楽へ行くことを願うこと。 |
活用 | 「―する」 |
使用漢字 | 回 / 向 / 廻 |
回向を含む四字熟語
回向発願(えこうほつがん)
自分の積んだ徳を他者にも振り向けて、自他ともに極楽往生できるように願うこと。 「回向」は自分の積んだ徳を他の人に振り向けること。 「発願」は願いがかなうように強く念じること。
往相回向(おうそうえこう)
功徳を積んだものが全ての衆生へと振り向けて、ともに極楽浄土へと往生することを願うこと。 「往相」は極楽浄土へと往生すること。 「回向」は積んだ功徳を衆生へと振り向けること。 中国浄土宗の教義の核心となるもの。
還相回向(げんそうえこう)
浄土へと往生した人がこの世に戻り、全てのものに功徳を還元して浄土へ往生させること。 「還相」は浄土へと往生した人が、全てのものを救うためにこの世へと戻ってくること。 「回向」は積み重ねた功徳を全てのものへと与えること。
「回」を含む言葉・熟語
- 足回り(あしまわり)
- 後回し(あとまわし)
- 歩き回る(あるきまわる)
- 言い回し(いいまわし)
- 一回(いっかい)
- 迂回(うかい)
- 内回り・内廻り(うちまわり)
- 馬回り・馬廻り(うままわり)
- 上回る・上廻る(うわまわる)
- 追い回す・追い廻す(おいまわす)
- 大回り(おおまわり)
- 思い巡らす・思い回らす(おもいめぐらす)
- 回忌(かいき)
- 回帰(かいき)
- 回帰線(かいきせん)
- 回教(かいきょう)
- 回議(かいぎ)
- 回訓(かいくん)
- 回顧(かいこ)
- 回航・廻航(かいこう)
- 回国・廻国(かいこく)
- 回収(かいしゅう)
- 回春(かいしゅん)
- 回章・廻章(かいしょう)
- 回診(かいしん)
- 回心(かいしん)
- 回状・廻状(かいじょう)
- 回数(かいすう)
- 回数券(かいすうけん)
「向」を含む言葉・熟語
- 仰向く(あおむく)
- 仰向け(あおむけ)
- 仰向ける(あおむける)
- 誂え向き・誂向き(あつらえむき)
- 意向(いこう)
- 一向(いっこう)
- 後ろ向き(うしろむき)
- 上向き(うわむき)
- 上向く(うわむく)
- 大向こう(おおむこう)
- 奥向き(おくむき)
- 顔向け(かおむけ)
- 陰ひなた・陰日向(かげひなた)
- 風向き(かざむき・かぜむき)
- 勝手向き(かってむき)
- 川向かい(かわむかい)
- 川向こう(かわむこう)
- 外向(がいこう)
- 傾向(けいこう)
- 下向(げこう)
- 向寒(こうかん)
- 向学(こうがく)
- 向後(こうご)
- 向暑(こうしょ)
- 向日性(こうじつせい)
- 向上(こうじょう)
- 向地性(こうちせい)
- 向背(こうはい)
- 差し向かい・差向い(さしむかい)
「廻」を含む言葉・熟語
- 内回り・内廻り(うちまわり)
- 馬回り・馬廻り(うままわり)
- 上回る・上廻る(うわまわる)
- 追い回す・追い廻す(おいまわす)
- 回航・廻航(かいこう)
- 回国・廻国(かいこく)
- 回章・廻章(かいしょう)
- 回状・廻状(かいじょう)
- 回船・廻船(かいせん)
- 回旋・廻旋(かいせん)
- 回漕・廻漕(かいそう)
- 回送・廻送(かいそう)
- 回転・廻転(かいてん)
- 回天・廻天(かいてん)
- 回付・廻附(かいふ)
- 回文・廻文(かいぶん)
- 回遊・廻遊(かいゆう)
- 回覧・廻覧(かいらん)
- 回廊・廻廊(かいろう)
- 切り回す・切り廻す(きりまわす)
- 化粧廻し(けしょうまわし)
- 猿回し・猿廻し(さるまわし)
- 下回り・下廻り(したまわり)
- 下回る・下廻る(したまわる)
- 地回り・地廻(じまわり)
- 年回り・年廻(としまわり)
- 飛び回る・飛回る・飛廻る(とびまわる)
- 供回り・供廻(ともまわり)
- 取り回し・取回し・取廻し(とりまわし)