「狗」を含む熟語・言葉 — 35 件
「狗」を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
狗(いぬ)
人がいちばん早く飼いならした動物とされ、もとは「狼」から分かれた。鼻と耳がよくきき、人の合図をよく覚える。大きさも毛並みもさまざまな品種が作られ、狩り、番、牧畜のほか、警察犬や盲導犬としても働く。
狗尾草(えのころぐさ)
夏から秋、細い茎の先に毛の多い穂を垂らす草。道ばたのどこにでも顔を出す。
烏天狗(からすてんぐ)
烏のような嘴(くちばし)と羽がある天狗。
画虎類狗(がこるいく)四字熟語辞典
才能のない者が、すぐれているものの真似をしても、見苦しい結果にしかならないということのたとえ。 虎の絵を描いても、犬にしか見えないということから。 後漢の将軍の馬援が、豪傑の杜季良の真似をしていた兄の子を手紙で戒めたという故事から。 「虎(とら)を画(えが)いて狗(いぬ)に類す」とも読む。
狗頭生角(くとうせいかく)四字熟語辞典
不思議なこと。 または、あるはずがないことが起こること。 「狗」は動物の犬のこと。 犬の頭に角が生えるということから。 「狗頭(くとう)角(つの)を生ず」とも読む。
狗吠緇衣(くはいしい)四字熟語辞典
いつもと違う服を着ていれば、怪しまれることは当たり前のことだということ。 「狗吠」は犬が吠えることやその鳴き声。 「緇衣」は黒い色の服のこと。 楊布が白い服で出かけたが雨に降られたので、黒い服に着替えて帰ると、飼っている犬に吠えられたという故事から。
狗馬之心(くばのこころ)四字熟語辞典
地位が上の者への忠誠心、誠意のこと。 「狗馬」は犬と馬のことで、犬や馬のように恩を忘れず主人に仕えて、少しずつでも恩返しをするという意味。 君主に対する自分の忠誠を自らを卑下していう言葉。
狗尾続貂(くびぞくちょう・こうびぞくちょう)四字熟語辞典
つまらない者が、権力で次々と高官になることを罵る言葉。または、劣った者がすぐれた者のあとに続くこと。 「狗尾」は犬の尾、「貂」は動物のてんのことで、昔は高官の冠にてんの尾を飾っていた。 晋の趙王倫が力を得て、一族をみな高官にして、てんの尾で飾った冠をつけたために、てんの尾が足りなくなって、犬の尾で飾らないといけなくなると人々が罵った故事から。
鶏鳴狗盗(けいめいくとう)四字熟語辞典
小賢しい策略で人をおとしめようとする人やくだらない技能や芸しかない人のたとえ。 または、使い道のないような技能や芸でも役に立つことがあることのたとえ。 「鶏鳴」は鶏の鳴き声の真似をすること。 「狗盗」は犬のようにこっそりと物を盗むことで、人を騙したり卑しい行為をしたりする人のたとえ。 戦国時代、斉の孟嘗君が捕らえられていたときに、鶏の鳴き真似のうまい者と犬のようにうまく物を盗む者の二人を利用して逃げ延びたという故事から。
狡兎死して良狗烹らる・狡兎死して走狗烹らる(こうとししてそうくにらる・こうとししてりょうくにらる)ことわざ辞典
重宝されていたものも必要なくなれば捨てられることのたとえ。また、敵が滅びると有能な家臣も不要になり殺されてしまうことのたとえ。 「狡兎」はすばしこいうさぎ、「走狗」は猟犬のこと。 獲物である兎が死んでしまえば、猟犬は不要になり煮て食べられるとの意から。
狡兎良狗(こうとりょうく)四字熟語辞典
重要な地位につき、大きな功績を上げた人も、状況が変わって必要なくなれば捨てられるということ。 「狡兎」は素早い兎。 「良狗」は賢い猟犬。 兎を取り尽くすと猟犬は必要なくなり、どれだけ役に立っていたとしても、煮て食べられるという意味から。 「狡兎死して良狗煮らる」を略した言葉。
小天狗(こてんぐ)
小坊主に天狗八人・小坊主一人に天狗八人(こぼうずにてんぐはちにん・こぼうずひとりにてんぐはちにん)ことわざ辞典
弱い者ひとりを、強い者が大勢で取り囲むこと。相手にならないほどの力の差をいう。
獣尽狗亨(じゅうじんくほう)四字熟語辞典
目的を果たすまで重用されていた人が、その後冷遇されることのたとえ。 「狗」は猟犬のこと。 「亨」は煮ること。 獣を取り尽くした後、猟犬は不要となるため、煮て食べられるという意味から。 「獣(けもの)尽きて狗(いぬ)亨(に)らる」とも読む。
跖狗吠尭(せきくはいぎょう)四字熟語辞典
善悪とは関係なく、自分の主人に忠義を尽くすものだということ。 「跖」は中国の春秋時代の盗賊の盗跖のこと。 「狗」は動物の犬。 「尭」は中国の古代の聖天子の尭帝のこと。 盗跖の飼っている犬が尭帝に吠えかかるという意味から。 「跖(せき)の狗(いぬ)尭(ぎょう)に吠(ほ)ゆ」とも読む。
跖の狗尭に吠ゆ(せきのいぬぎょうにほゆ)ことわざ辞典
犬が唸りかかる相手は、その人物の値打ちで決まるのではない。飼い主であるかどうか、それだけで決まる。人が誰に力を貸すかも同じで、相手を見定めたうえでの振る舞いとはかぎらない。盗みで名を馳せた跖の飼い犬が、名君と伝わる尭にまで吠えついたという一節から。
喪家の狗・喪狗(そうかのいぬ・そうく)ことわざ辞典
元気がなくてやつれている人のたとえ。 または、身を寄せるところがなく、放浪している人のたとえ。 「喪家」は喪中の家のこと。 「狗」は動物の犬のこと。 葬式をしている家は忙しいので、犬に餌をやり忘れてしまい犬がやせてしまうという意味から。 また、一説に家を失った犬や宿無しの犬のことをいうこともある。
喪家之狗(そうかのいぬ・そうかのく)四字熟語辞典
元気がなくてやつれている人のたとえ。 または、身を寄せるところがなく、放浪している人のたとえ。 「喪家」は喪中の家のこと。 「狗」は犬のこと。 葬式をしている家は忙しいので、犬に餌をやり忘れてしまい犬がやせてしまうという意味から。 また、一説に家を失った犬や宿無しの犬のことをいうこともある。
走狗(そうく)
狩猟で走り回って鳥や獣を追い立てる役目の犬。
白衣蒼狗・蒼狗白衣(そうくはくい・はくいそうく)四字熟語辞典
時世の変化がはやいことのたとえ。 「蒼狗」は青、または黒い犬のこと。 白衣に見えたかと思えば、すぐに形が変わって犬のように見える、空に浮かぶ雲のように変化がはやいという意味から。 「蒼狗白衣」ともいう。
鼠窃狗盗(そせつくとう)四字熟語辞典
泥棒の異称。 「鼠窃」は鼠のように他人に見つからないように盗みを働くこと。 「狗盗」は犬の鳴き声の真似をして、家に入り込むこと。
鯛なくば狗母魚(たいなくばえそ)ことわざ辞典
望みどおりのものが手に入らないなら、見劣りするものでその場をしのぐよりほかにないということ。 「狗母魚」はエソのことで、身をすり潰して練り物に仕立てる白身魚。姿のまま膳にのぼる鯛とは、もとより扱いが違う。
天狗(てんぐ)
山の奥にひそむとされる化け物。顔は赤く、鼻が長く突き出ていて、背に翼をもち、うちわを手に空を自在に飛びまわるという。
天狗になる(てんぐになる)ことわざ辞典
いい気になってうぬぼれること。自慢すること。自慢することを「鼻が高い」といい、天狗の鼻が高いことから。
天狗の飛び損ない(てんぐのとびそこない)ことわざ辞典
日ごろ自慢している者が、油断して失敗してしまうことのたとえ。自由自在に飛び回る天狗が、何かの拍子に飛び損なってしまうということから。
泥車瓦狗(でいしゃがこう)四字熟語辞典
役に立たないもののこと。 「泥車」は泥で作られた車。 「瓦狗」は瓦で作られた犬。 泥で作られた車は何も運ぶことができず、瓦で作られた犬は番犬としての役目を果たすことができないことから役に立たないものという意味。
兎死狗烹(としくほう)四字熟語辞典
利用できるときだけは重用されるが、利用できなくなるとすぐに捨てられるということのたとえ。 兎がいなくなれば、兎を捕まえるための猟犬は必要なくなって、猟犬は煮て食べられるという意味から。 元は、戦乱の世が終わって平和になると、武勲をあげた武将は必要なくなって殺されるということをいった言葉。 「兎(うさぎ)死して狗(いぬ)烹(に)らる」とも読む。
虎を描いて狗に類す・虎を画きて狗に類す(とらをえがいていぬにるいす・とらをえがきていぬにるいす)ことわざ辞典
凡人が優れた人の真似をして、軽薄になることのたとえ。また、立派過ぎるものを求めて失敗することのたとえ。 後漢の馬援が甥たちをいさめた手紙の一節から。豪傑肌の杜季良をまねようとして果たせなければ、虎を描こうとして狗にしかならないのと同じように、世間の軽薄者に落ちてしまうと説いた。 「虎を描いて猫に類す」ともいう。
飛鷹走狗(ひようそうく)四字熟語辞典
野生の鳥や獣をとること。 「狗」は狩りに使うための犬、猟犬。 狩猟のために鷹を飛ばして、猟犬を放つという意味から。
描虎類狗(びょうこるいく)四字熟語辞典
才能のない者が、すぐれているものの真似をしても、見苦しい結果にしかならないということのたとえ。 虎の絵を描いても、犬にしか見えないということから。 後漢の将軍の馬援が、豪傑の杜季良の真似をしていた兄の子を手紙で戒めたという故事から。
羊頭狗肉(ようとうくにく)四字熟語辞典
外見は立派だが中身が釣り合っていないこと。 「羊頭を懸げて狗肉を売る」の略語で、羊の頭を看板に掲げていながら実際には犬の肉を売るという意味から。
羊頭を懸けて狗肉を売る・羊頭を掛けて狗肉を売る・羊頭を掲げて狗肉を売る(ようとうをかかげてくにくをうる・ようとうをかけてくにくをうる)ことわざ辞典
軒先に吊るしてあるのは羊の頭なのに、客の手に渡るのは犬の肉である。人目を引くために並べた品と、手渡される品とが別であるたとえ。 「羊頭を掛けて狗肉を売る」「羊頭を掲げて狗肉を売る」ともいい、縮めて羊頭狗肉という。
楊布之狗(ようふのいぬ)四字熟語辞典
見た目が変わったのを見て、内面も変わったと信じることのたとえ。または、見た目が変われば内面も変わったと思うのが普通であるということ。 「楊布」は人の名前。 「狗」は動物の犬。 中国の戦国時代の思想家の楊朱の弟の楊布は、白い服で出かけたが雨で濡れたために黒い服に着替えて帰ってくると、飼っていた犬が楊布だと気付かずに吠えたために怒ったが、楊朱は白い犬が汚れて黒くなって帰ってくれば怪しく思うだろうといい、楊布を抑えとどめたという故事から。
竜を画いて狗に類す・竜を画きて狗に類す(りゅうをえがいていぬにるいす・りゅうをえがきていぬにるいす)ことわざ辞典
望みばかりが大きくて、出来上がりが似ても似つかぬものになることのたとえ。身の丈に合わない真似をして、かえって軽々しく見えることにもいう。 後漢の孔僖が『春秋』を読み、はじめ覇者となりながら滅びた呉王夫差を、竜を描こうとして狗になったようなものだと嘆いたことから。 同じ意味の言い方に「虎を描いて狗に類す」がある。
狼心狗肺(ろうしんくはい・ろうしんこうはい)四字熟語辞典
人の心が残酷で、欲深いことのたとえ。 「狼心」は狼のように冷酷で欲深い心。 「狗」は犬のことで、卑しさや狡賢いことのたとえ。 「肺」は心の奥や心の底のこと。
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