「棒」の意味

「棒」(ぼう)の意味・読み方を解説します。
棒
ぼう
| 言葉 | 棒 |
|---|---|
| 読み方 | ぼう |
| 意味・例文 |
|
| 用例 | 「棒読み」「棒切れ」 |
「棒」で使われている漢字
「棒」を含む四字熟語
「棒」を含む故事・ことわざ・慣用句
飢えたる犬は棒を恐れず(うえたるいぬはぼうをおそれず)
腹が減れば、その先に待つ痛みは目に入らなくなる。 食い詰めた者が向こう見ずに動くのは、失うものより飢えのほうが先に立つからである。
足が棒になる(あしがぼうになる)
歩き過ぎや立ち続けで、足が棒のように固く強張るほど、ひどく疲れるようす。
足を棒にする(あしをぼうにする)
長い間歩いたり立ち続けたりして、足が棒のように固く突っ張るほど、疲れ切ること。 「足を擂り粉木にする」ともいう。
棒に振る(ぼうにふる)
これまで重ねてきたものを、自分の一手で丸ごと失うこと。あと少しで実を結ぶはずだった段まで来ていながら、そこで全部が消える。
棒ほど願って針ほど叶う(ぼうほどねがってはりほどかなう)
思い描いた望みの丈と、実際に手に入る分量とは、はじめから釣り合わない。願う側がどれだけ大きく構えても、返ってくるのはその端のほうにとどまる。
争い果てての棒乳切り(あらそいはててのぼうちぎり)
時機に遅れて何の役にも立たないことのたとえ。 「棒乳切り」は棒の切れ端のこと。 喧嘩が終わってから、棒切れを持ち出しても役に立たないことから。 「争い果てて」は「諍い果てて」や「喧嘩過ぎて」、「棒乳切り」は「乳切り木(千切り木)」などともいう。
犬も歩けば棒に当たる(いぬもあるけばぼうにあたる)
じっとしていない者は、それだけ何かに行き当たる。 もとは余計に出歩いて痛い目を見るほうを言ったが、いまは運よく拾い物をする側で使われている。 江戸いろはがるたの一枚。
担えば棒が折れる(になえばぼうがおれる)
二つの荷物がどちらとも同じように重いので、担ごうとすると担い棒が折れてしまうということ。 二つの物がどちらも捨てがたく、優劣もつけがたいことのたとえ。
擂り粉木棒の年寄り(すりこぎぼうのとしより)
気づかぬうちに減っていく擂り粉木のように、働いても働いても楽にならず、いつの間にか貧乏をすることのたとえ。
箸に当たり棒に当たる(はしにあたりぼうにあたる)
腹を立てて何の関係もない箸や棒に当たり散らすことから、何のかかわりもないものにまで八つ当たりすること。
箸にも棒にも掛からない(はしにもぼうにもかからない)
能力や程度などが劣っていて、どうにも扱いづらいことのたとえ。また、何の取り得もないことのたとえ。 小さな箸にも、大きな棒にも引っ掛からないとの意から。
針ほどのことを棒ほどに言う(はりほどのことをぼうほどにいう)
小さなことを大げさにいうことのたとえ。 針くらいの小さいものを、棒ほどの大きさにいうとの意から。
藪から棒(やぶからぼう)
藪の中からいきなり棒が突き出てくるように、唐突に思いがけないことが起こる様子。また、物事の仕方が出し抜けであるさま。
他人の別れ棒の端(たにんのわかれぼうのはし)
夫婦が離婚すると、赤の他人よりも疎遠になってしまい、お互いに棒切れほどにしか思わなくなるということ。
情張りは棒の下(じょうはりはぼうのした)
素直でいるほうが得であるということ。 強情を張る人は恨みを買って棒で打たれるということから。
流れ川を棒で打つ(ながれがわをぼうでうつ)
無駄骨を折ることや、やりがいのない行為のたとえ。 流れゆく川の水面を棒で叩いても、水の流れには何の影響も与えられないことから。
鋳掛け屋の天秤棒(いかけやのてんびんぼう)
呼ばれてもいない話に首を突っ込み、人より前へ出たがること。 鋳掛け屋が担ぐ天秤棒は並の物より丈があり、下げた荷よりも先までせり出していたことから。
棒先を切る(ぼうさきをきる)
言いつかった用の元手から、いくらかを抜いて自分の懐へ入れる。 人に金を持たせて使いに出したときに起こる、ごく身近なごまかしをさす。 「棒先を撥ねる」ともいう。
棒を呑んだよう(ぼうをのんだよう)
不意を突かれて身体がこわばり、その場から一歩も踏み出せない状態。膝も首も曲がらず、突っ立ったまま固まっている姿を指す。
臨済の喝、徳山の棒(りんざいのかつ、とくざんのぼう)
臨済は大声を浴びせ、徳山は棒で打った。ふたりの禅僧が弟子を鍛えるのに用いた荒っぽい手だてで、道を求める場の容赦のなさをいう。
針ほどの穴から棒ほどの風がくる(はりほどのあなからぼうほどのかぜがくる)
わずかなすきまを通ってくる風ほど冷たく身にこたえるということ。 戸を広く開け放ったときよりも、細い穴から吹き込む風のほうが鋭い。
