絹を得ようとして、人が大昔から飼いならしてきた虫。カイコガの幼虫で、白くやわらかな芋虫の形をしている。桑の葉をえさにして大きくなり、四度ほど脱皮したのち、口から糸を吐き出して自分の体を包む繭を作る。そうして繭にこもったまま、さなぎに変わる。繭をほぐして引き出した糸から生糸を作り、絹の原料とする。春に飼うものを春蚕、秋に飼うものを秋蚕と呼ぶなど、育てる季節ごとの呼び名がある。春の季語。 「蚕が糸を吐く」
①が繭の中で育って羽化したガで、カイコガとも呼ぶ。はねを持つものの、空を飛ぶ力はない。繭から出るとすぐに雌と雄が交わって卵を産み、そのまま数日のうちに死ぬ。長いあいだ人に飼われてきたために、人が世話をしなければ生きのびられない。
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