「蘭」の意味

「蘭」(らん)の意味・読み方を解説します。
蘭
らん
| 言葉 | 蘭 |
|---|---|
| 読み方 | らん |
| 意味 | 花の作りが左右で釣り合い、三枚の花びらのうち下の一枚だけが唇のように形を変えている草の総称。この一枚を唇弁といい、蜜を求めて来る虫の足場になる。 |
「蘭」で使われている漢字
| 部首 | 艸部(艹:くさかんむり・そうこう) |
|---|---|
| 画数 | 19画 |
| 音読み | ラン |
| 訓読み | あららぎ / ふじばかま |
| 意味 | ラン科の多年草の総称 / あららぎ。植物の名でイチイの別称 など |
「蘭(らん)」の他の読み方
「蘭(らん)」を含む故事・ことわざ・慣用句
金蘭の契り(きんらんのちぎり)
きわめて親密な交わりのこと。 その交わりの堅さは金をも断つほどであり、その美しさは薫り高い蘭のようであるとの意から。
芝蘭の室に入るが如し(しらんのしつにいるがごとし)
すぐれた人物のそばに身を置いていると、教わるでもなくその人となりが移ってくる。 香草を満たした部屋にいた者から、いつしか同じ匂いがするように。
春蘭秋菊倶に廃すべからず(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)
それぞれに持ち味があって、どれか一つを切り捨てるわけにいかないということ。春に咲く蘭も秋に咲く菊も、季を違えてともに見どころがあることから。
金蘭(きんらん)
心の底から信頼しあう友人同士の、ひときわ固くて深いつながり。厚い友情そのものも、この語で呼ぶ。「金」は金属を、「蘭」はよい香りの草を表す。中国の昔の書物『易経』にある一節がもとで、そこには、気持ちのそろった二人の力は金属でも断つほど強く、同じ心で語られる言葉は蘭の花の香りに似て快い、と説かれている。 「[[金蘭の契り*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2945.php]]」とは、意味の上でほとんど差がない。これに近い言葉には「[[断金の交わり*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3692.php]]」がある。
芝蘭の化(しらんのか)
徳の高い人やすぐれた友のそばで日々を過ごすと、本人も知らないうちにその人柄がうつり、善い方へ導かれること。 「芝蘭」は香りのよい草を指し、転じて人柄や才能のひいでた人のたとえに用いる。「化」は、ほかから影響を受けて移り変わること。 『孔子家語』六本の一節による。孔子は、善人とともに暮らすのは芝蘭を置いた部屋に入るのと同じで、長くいるとその香りを感じなくなるが、それはもう自分が香りと一つになっているからだ、とする言葉を引いて、付き合う相手を選ぶ大切さを説いた。同じ一節からできたことわざに「[[芝蘭の室に入るが如し*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/3290.php]]」、四字熟語に「[[芝蘭之化*https://yoji.jitenon.jp/yojil/5607]]」がある。『荀子』から出た「[[麻に連るる蓬*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/943.php]]」も、よい環境に染まるたとえとしてこれに近い。
