「盗人」の意味

「盗人」(ぬすびと・ぬすっと)の意味・読み方を解説します。
盗人
ぬすびと
/ぬすっと
| 言葉 | 盗人 |
|---|---|
| 読み方 | ぬすびと・ぬすっと |
| 意味・例文 |
|
| 補足 | 「ぬすっと」とも読む。 |
「盗人」で使われている漢字
「盗人・盗人」を含む四字熟語
「盗人・盗人」を含む故事・ことわざ・慣用句
色気と盗人気の無い者はない(いろけとぬすっとぎのないものはない)
表沙汰にしにくいものを、人はひとつくらい抱えている。取り澄ましてみせても、そこは誰も変わらない。 「痔の気」は「色気」に音を合わせた添え物。
盗人猛猛しい(ぬすっとたけだけしい)
悪事をはたらきながら、平然としていたり、居直ったりすること。 「盗人」は「ぬすびと」とも読む。
盗人が盗人に盗まれる(ぬすびとがぬすびとにぬすまれる)
上には上があるというたとえ。 泥棒が逆に自分の物を盗まれてしまうとの意から。
盗人に追い銭(ぬすびとにおいせん)
損をしたうえに、さらに損をすることのたとえ。 泥棒に入られたうえに、さらに金銭までやることから。 「泥棒に追い銭」ともいう。
盗人にも仁義(ぬすびとにもじんぎ)
盗人の世界にも仁義や礼儀があるということ。
盗人に糧を齎す(ぬすびとにかてをもたらす)
攻めてくる側に武器を回し、奪いに来る者へ兵糧を持たせてやるようなふるまい。相手の手を強くし、そのぶんこちらの側が痩せる行いをいう。
盗人と言えば手を出す(ぬすびとといえばてをだす)
他人に盗人と言われて、手を出して暴れるような者は本当に盗人であるということ。
盗人に鍵を預ける(ぬすびとにかぎをあずける)
悪人とは知らずに信頼して、うかつにも悪事の手助けをしてしまうたとえ。また、気づかずに災いを大きくする手伝いをするたとえ。盗難を防ぐための鍵をよりにもよって盗人に預けてしまう意から。
盗人にも三分の理(ぬすびとにもさんぶのり)
どんなことでも、こじつければ理屈はつけられるということ。 盗みは悪いことだが、それを正当化する三分ほどの理屈があるとの意から。 「泥棒にも三分の道理」「盗人にも一理屈」ともいう。
盗人の上米を取る(ぬすびとのうわまいをとる)
悪人にも、上には上がいるということ。 盗人が盗んだ物の一部を盗み取ることから。
盗人の提灯持ち(ぬすびとのちょうちんもち)
悪事を働く者の手下になり、その仕事を手伝うこと。「提灯持ち」は、夜道に提灯を持って先に行く人。転じて、人の手先になって、その人をほめ従う者。
盗人の取り残しはあれど火の取り残しはなし(ぬすびとのとりのこしはあれどひのとりのこしはなし)
盗難に遭っても取り残しがあるが、火事は全てを焼いてしまい残る物はないということ。火事の恐ろしさを言ったことば。
盗人の寝言(ぬすびとのねごと)
盗人が正体を隠そうとしてみても、寝言ではつい本音が出てどうしようもないということ。
盗人の隙はあれど守り手の隙はなし(ぬすびとのひまはあれどまもりてのひまはなし)
盗難を防ぐのは難しいということ。 盗人はよい機会を狙って盗みに入るので暇もあるが、番をする方は盗人がいつ来るかわからないので休む暇がないことから。
盗人の昼寝(ぬすびとのひるね)
ひそかに悪事をたくらんで準備をしていること。また、何をするにも思惑があるということ。 盗人が夜の盗みに備えて昼寝をすることから。 「盗人の昼寝も当てがある」ともいう。
盗人も戸締り(ぬすびともとじまり)
盗人も自分の物は盗まれないように戸締りをするということ。
盗人を捕らえて見れば我が子なり(ぬすびとをとらえてみればわがこなり)
悪事の相手を突き止めたら身内だった、という行き詰まり。責める側に立てなくなり、近くにいる者ほど疑いの外に置けないと思い知らされる。
盗人を捕らえて縄を綯う(ぬすびとをとらえてなわをなう)
物事が起こったり直前に迫ったりしてから、慌てて準備することのたとえ。 盗人を捕まえてから、泥棒を縛るための縄の準備を始めるとの意から。 「盗人」は「泥棒」、「捕らえて」は「見て」ともいう。 また、「泥棒を捕らえて縄を綯う」を略して「[[泥縄*https://kokugo.jitenon.jp/word/p37603]]」ともいう。
家に鼠、国に盗人(いえにねずみ、くににぬすびと)
規模の違いはあるが、どんな所にも悪いことをする者がいるということ。
稲荷の前の昼盗人(いなりのまえのひるぬすびと)
神をも恐れない図々しい人のたとえ。 白昼堂々、稲荷神社の前で物を盗む不届き者のことから。
国に盗人、家に鼠(くににぬすびと、いえにねずみ)
物事には、その内部に害をなすものがあるというたとえ。
船盗人を徒歩で追う(ふなぬすびとをかちでおう)
相手と同じ土俵に立たないまま追っても、差は開くばかり。手立ての選び方を誤ると、動いた分がまるごと空になる。
盗人の逆恨み(ぬすびとのさかうらみ)
捕えられた盗人が自らの悪事を反省することもなく、捕えた人や被害者をうらむこと。
裃を着た盗人(かみしもをきたぬすびと)
役人でありながら私腹を肥やす者のたとえ。
連歌と盗人は夜がよい(れんがとぬすびとはよるがよい)
句を継ぐ座は、あたりが鎮まってからのほうが冴える。人けの絶えた刻限に本領を出すという点では、夜な夜な忍び込む手合いと変わらない。
家の中の盗人は捕まらぬ(うちのなかのぬすびとはつかまらぬ)
あまりに近くにある物事は、かえって目が行き届かず、気づかないまま見過ごしてしまう。 わが家にいるときは、だれも身構えてはいない。だから、たとえ家の者の中にどろぼうがまぎれていても、怪しいとは思わず、取り押さえられないままになるということから。 すぐそばのことほど見えにくいという点で、「[[灯台下暗し*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2386.php]]」と意味が重なる。
