多岐とは
多岐
たき
言葉 | 多岐 |
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読み方 | たき |
意味 | ある事柄が多方面にかかわりをもつこと。 |
用例 | 「―亡羊」 |
活用 | 「―な」 |
使用漢字 | 多 / 岐 |
多岐を含む四字熟語
多岐亡羊(たきぼうよう)
進路や方針が多すぎて何を選ぶべきかわからなくなること。または、学問の道が細かく分かれすぎていて、学問の根本を捉えにくいことのたとえ。 「多岐」は分かれ道が多いこと。 「亡羊」は羊に逃げ切られること。 羊が逃げ出し、大勢の人で追いかけたが分かれ道が多く、逃げられてしまったという話を聞いた楊朱は、学問も同じように様々なものに分かれすぎていて、それぞれの根本は同じなのにそれを忘れ、理解できなくなっていると言ったという故事から。 「岐(き)多くして羊(ひつじ)を亡(うしな)う」とも読む。
複雑多岐(ふくざつたき)
様々な要素が絡み合っている上に、様々なものに関わっていて分かりにくいこと。 「多岐」は道がいくつにも分岐していること。
多岐多端(たきたたん)
たくさんの出来事があり、複雑で落ち着かないこと。 または、出来事や仕事が多すぎて忙しいこと。 「多岐」は多方面に分かれていること。 「多端」は出来事や仕事がたくさんあること。
多岐多様(たきたよう)
様々な方向に分かれていて、いろいろなものがあること。 「多岐」は多方面に分かれていること。 「多様」はいろいろなものがあること。
「多」を含む言葉・熟語
- 数多・許多(あまた)
- 幾多(いくた)
- 歌ガルタ・歌加留多・歌歌留多(うたがるた)
- 多い(おおい)
- 多く(おおく)
- 恐れ多い・畏れ多い(おそれおおい)
- お多福・阿多福・於多福(おたふく)
- お多福風邪・阿多福風邪・於多福風邪(おたふくかぜ)
- 過多(かた)
「岐」を含む言葉・熟語
- 枝道・岐路(えだみち)
- 岐路(きろ)
- 多岐(たき)
- 分岐(ぶんき)
- 岐阜提灯(ぎふちょうちん)