群盲象を評す(ぐんもうぞうをひょうす)
目の見えない人が大勢で一頭の象にさわり、めいめい自分の手が当たった所だけをもとに象の形を言い立てたという話から、ふつうの人が、すぐれた人物や規模の大きな事業をあれこれ論じても、ほんの一面にさわるだけで、全体像にまで考えの届くことがないのをいうたとえ。
「群盲」は、大勢の目の見えない人。「評す」は、よしあしを論じて批評すること。
仏教の経典『六度集経』にある話で、象の足にさわった者は漆を塗った筒に似ていると言い、尾にさわった者はほうきに似ていると言って、誰もが自分こそ正しいと言い張って争った。釈迦は、自分の説ばかりを正しいと信じて争う人たちを、この盲人たちにたとえた。
ごく一部から全体をおしはかる誤りを言う点で、[[一斑を見て全豹を卜す*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2526.php]]・[[木を見て森を見ず*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2932.php]]と通じる。