「蚕」で終わる熟語・言葉 — 14 件
「蚕」で終わる漢字を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
蚕(かいこ)
絹を得ようとして、人が大昔から飼いならしてきた虫。カイコガの幼虫で、白くやわらかな芋虫の形をしている。桑の葉をえさにして大きくなり、四度ほど脱皮したのち、口から糸を吐き出して自分の体を包む繭を作る。そうして繭にこもったまま、さなぎに変わる。繭をほぐして引き出した糸から生糸を作り、絹の原料とする。春に飼うものを春蚕、秋に飼うものを秋蚕と呼ぶなど、育てる季節ごとの呼び名がある。春の季語。
秋蚕(あきご)
夏の終わりから秋の終わりにかけて飼育する蚕。
お蚕(おかいこ)
チョウ目カイコガ属の昆虫の呼称。絹糸を生み出すことから親しみを込めて呼ばれるもの。
桑蚕(くわご)
カイコガの仲間の、野生のガ。見た目はカイコによく似ていながら、幼虫も成虫も色が黒っぽく、くすんだ褐色をしている。幼虫は野山や畑の桑の葉を食べて育ち、小ぶりの繭を作る。はねのある成虫は空を飛ぶことができ、夜、明かりに寄ってくる。日本・朝鮮半島・中国などにすむ。カイコと交わらせると子ができ、その子もまた子孫を残せるほど近いので、人に飼われてカイコになった野生の祖先と見られている。やまがいこ。のがいこ。クワコ。
毛蚕(けご)
卵から孵化して間もない蚕(かいこ)。体が黒色の長い毛で覆われている。
沙蚕(ごかい)
海釣りの餌としてよく使われる環形動物。体は細かい節がひも状に連なり、節ごとに毛の生えた小さな足が左右へ突き出す。河口や湾の奥の泥にもぐってすむ。
柞蚕(さくさん)
秋蚕(しゅうさん)
七月の終わりごろ以降に飼い始め、秋に繭を作らせる蚕。一年のうちでは春蚕・夏蚕より後の時期に飼うもので、始める時期の早い遅いによって初秋蚕・晩秋蚕などに分けて呼ぶこともある。あきご。秋の季語。
春蚕(しゅんさん)
桑の木が新しい葉を伸ばす四、五月ごろに、卵をかえして育て始める蚕。その年の養蚕は、この蚕から始まる。夏蚕・秋蚕に比べて、とれる繭が多く、糸の質もよい。この季節は気候が蚕に合い、桑の葉もよいからである。はるご。
天蚕蚕(てぐすさん)
天蚕と同じ仲間のガで、てぐすが・フウサン(楓蚕)とも呼ばれる。中国の南部がふるさとで、日本にはいない。広げたはねの幅は九センチから十二センチほど、色はうすい茶色。成虫は一年に一回だけ出てくる。幼虫がえさにする木は、ヤナギ・クスノキ・フウ(楓)など。成長した幼虫の体内から、釣り糸などにする強い糸(てぐす)が得られるので、ベトナムや台湾、海南島などの土地で飼われてきた。
天蚕(てんさん)
ヤママユ(山繭)とも、ヤママユガ・ヤマコ(山蚕)とも呼ばれる大形のガで、ヤママユガ科に入る。はねを広げると十数センチにもなり、色は黄みがかった茶色から赤茶色、黒っぽい茶色まで一匹ごとに違う。四枚のはねの真ん中に、目玉のような丸い模様が一つずつある。もとから日本に住む種類で、全国の林に見られる。幼虫は緑色の太い芋虫で、クリやクヌギ、コナラといった木の葉を食べて大きくなり、葉と葉のあいだに、黄緑色をした大きな繭をこしらえる。成虫が現れるのは年に一度、夏から秋の初めごろで、冬は卵のまま越す。繭からは、つやがあって丈夫な、染料に染まりにくい糸がとれ、天蚕糸(てんさんし)と呼んで織物に使う。蚕と違って家の中では育たないので、糸をとるときは、クヌギなどの林を網で囲い、その中に放して育てる。
夏蚕(なつご)
夏に孵化して飼育されるかいこ。
春蚕(はるご)
養蚕(ようさん)
蚕を飼育し、繭(まゆ)をとること。
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