「枕」を含む熟語・言葉 — 68 件
「枕」を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
枕(まくら)
眠るあいだ、首と頭を支えて姿勢を保つためのもの。布や羽根、そば殻などを詰めて作る。
流れに枕し石に漱ぐ・石に漱ぎ、流れに枕す(いしにくちすすぎ、ながれにまくらす・ながれにまくらしいしにくちすすぐ)ことわざ辞典
負け惜しみが強いことのたとえ。また、屁理屈をつけて自説を正当化することのたとえ。晋の孫楚が「石に枕し、流れに漱ぐ」というべきところを「石に漱ぎ、流れに枕す」といい誤ったとき、「石に漱ぐとは歯を磨くこと、流れに枕すとは耳を洗うことだ」とこじつけた故事から。夏目漱石の号もこの故事から。 「流れに枕し石に漱ぐ」ともいう。
石に枕し流れに漱ぐ(いしにまくらしながれにくちすすぐ)ことわざ辞典
俗世間から離れ、自然の中で自由な生活をすること。 石を枕にして眠り、起きれば川の水で口を洗うということから。
一双の玉手千人の枕・一双の玉臂千人の枕(いっそうのぎょくしゅせんにんのまくら・いっそうのぎょくひせんにんのまくら)ことわざ辞典
美しい両腕が、入れかわり立ちかわり訪れる千人もの客の枕になることから、毎晩ちがう客の相手をする遊女の境遇を表す言葉。 「一双」は二つそろって一組のもの。「玉臂」の「玉」はほめる気持ちをそえる字で、美しいひじや腕のこと。遊女は、昔、遊郭などで客の相手をすることを仕事にしていた女性をいう。 「一双の玉手千人の枕」ともいう。中国の書物『円機活法』に見える句が起こりとされている。
歌枕(うたまくら)
和歌の題材として昔からよく使われる場所。
腕枕(うでまくら)
腕の上に頭をのせて、枕の代わりにすること。
円木警枕(えんぼくけいちん)四字熟語辞典
苦労しながらも力を尽くして勉学に励むこと。 「円木」は丸太。 「警枕」は深く寝入ることを防ぐための枕。 枕を転がりやすい丸太にすることで、深く眠り込むと目が覚めるようにして、寝る間を惜しんで勉学に励むという意味から。 中国の宋の司馬光が丸太を枕にして勉学に励んだという故事から。
梶枕・楫枕・舵枕(かじまくら)
船舶の中で眠ること。または、船舶を使って旅をすること。
邯鄲の枕(かんたんのまくら)ことわざ辞典
人生の栄枯盛衰のはかなさのたとえ。 昔、中国の邯鄲(かんたん)で盧生という青年が、道士から枕を借りて眠った。夢の中で、出世して財力や権力を手に入れるという長い人生の経験をしたが、目覚めてみると炊きかけの粥がまだ煮えきらない短い時間であったという故事から。 「邯鄲の枕」「一炊の夢」「盧生の夢」「黄粱の夢」「黄粱の一炊」「黄粱一炊の夢」など多くの呼び方がある。
北枕(きたまくら)
頭を北にして寝ること。とくに、亡くなった人をそう寝かせること。不吉として避けられる。
木枕(きまくら)
木を材料にした枕。多くは箱の形をしていて、もみ殻の入った筒形の布枕を上に重ねて使う。
空気枕(くうきまくら)
旅行などで持ち運んで使う枕。袋状で、空気を入れてふくらませて使う。
くくり枕・括り枕(くくりまくら)
中にそば殻や綿などを入れ、両方の端を括った円筒形の枕。
草枕(くさまくら)
草を束ねて作った枕。また、その枕で寝るということから、旅先で眠ることのたとえ。
食わず貧楽高枕(くわずひんらくたかまくら)ことわざ辞典
貧しい暮らしでも、気楽で穏やかに暮らしていることのたとえ。
懸腕枕腕(けんわんちんわん)四字熟語辞典
書道の基本的な筆の使い方のこと。 懸腕法と枕腕法のこと。 懸腕法は、姿勢を整えて、肘を脇から離して腕を水平に上げ、筆を垂直に持つ書き方。 枕腕法は、紙の上に左の手のひらを伏せて、左の手を右の手の枕のようにして構える書き方。
高枕安眠(こうちんあんみん)四字熟語辞典
気がゆるんで、警戒することを忘れること。 「高枕」は枕を高めにして、寝やすくすること。 「安眠」は深く眠ること。
高枕無憂(こうちんむゆう)四字熟語辞典
何の心配事も無く、ぐっすりと眠ること。 「高枕」は枕を高めにして、寝やすくすること。 「無憂」は心配することが何もないこと。 中国の戦国時代、張儀が魏の哀王に秦と連衡することを勧めたという故事から。 「枕を高くして憂い無し」とも読む。
氷枕(こおりまくら)
中に氷を入れて枕にするもの。ゴム製の袋状のもので、頭部を冷やす目的で使う。
世間知らずの高枕(せけんしらずのたかまくら)ことわざ辞典
世の中がどれほど剣呑かを知らないまま、何ひとつ案じることなく日を送っている人。そののんきさを笑っていう言葉。 「高枕」は枕を高くして眠ること。案じるものを持たない者の寝姿をいう。
先祖に討ち死にさせて高枕(せんぞにうちじにさせてたかまくら)ことわざ辞典
先祖が戦いで手柄を立てて討ち死にし、財産を残してくれたおかげで、子孫が安楽に暮らしているということ。家代々の資産で安逸な生活をおくっている者をあざけっていう言葉。「高枕」は、安心しきっていることのたとえ。
扇枕温衾(せんちんおんきん)四字熟語辞典
両親を大切にすること。 夏は親の枕元で、扇で扇いで涼しくして、冬は自分の体温で親の布団を温めて、親が過ごしやすいようにするということから。 「枕を扇(あお)ぎ衾(ふすま)を温(あたた)む」とも読む。
扇枕温被(せんちんおんぴ)四字熟語辞典
両親を大切にすること。 夏は親の枕元で、扇で扇いで涼しくして、冬は自分の体温で親の布団を温めて、親が過ごしやすいようにするということから。
枕流漱石・漱石枕流(そうせきちんりゅう・ちんりゅうそうせき)四字熟語辞典
自身の失敗や負けを認めようとしないこと。 または、何かにつけて言い訳ばかりすること。 西晋の孫楚が「石に枕し流れに漱ぐ」という言葉を「石に漱ぎ流れに枕す」と言い間違えた。 友人に間違いを指摘されると「石で歯を磨いて、流れで耳を洗うのだ」と無理な主張をして間違いを認めなかったという故事から。 夏目漱石の雅号「漱石」はこの故事が由来。 「枕流漱石」ともいう。
大衾長枕(たいきんちょうちん)四字熟語辞典
同じ布団で寝るほどに兄弟や夫婦が仲睦まじいことのたとえ。 「衾」は夜着や掛け布団のこと。 元は夫婦仲がよいという意味の言葉であったが、玄宗皇帝が、息子兄弟が仲良く寝られるように大きな布団と長い枕を作らせた故事から、兄弟の仲がよいこともいうようにもなった。
高枕(たかまくら)
髪型を崩さないために使われる、高い枕。
旅枕(たびまくら)
長枕大被(ちょうちんたいひ)四字熟語辞典
同じ布団で寝るほどに兄弟や夫婦が仲睦まじいことのたとえ。 「被」は夜着や掛け布団のことで、元は夫婦仲がよいことだったが、玄宗皇帝が、息子兄弟が仲良く寝られるようにと、大きな布団と長い枕を作らせた故事から、兄弟の仲がよいことをいうようにもなった。
枕戈寝甲(ちんかしんこう)四字熟語辞典
いつでも戦いができるように準備を怠らないこと。 「戈」はほこ、武器のこと。 「甲」はよろい、防具のこと。 武器を枕にして、防具をつけたまま寝るという意味から。 「戈(ほこ)を枕にし甲(よろい)に寝(い)ぬ」とも読む。
枕戈待旦(ちんかたいたん)四字熟語辞典
いつでも戦いができるように準備を怠らないこと。 「戈」はほこ、武器のこと。 「旦」は夜明け。 武器を枕にして、いつでも戦える状態を保って夜明けを待つという意味から。 「戈(ほこ)を枕にして旦(あした)を待つ」とも読む。
枕経藉書(ちんけいしゃしょ)四字熟語辞典
読書に夢中になることのたとえ。 枕として経書を使い、敷物として書物を使うということから。 「経(けい)を枕にし書を藉(し)く」とも読む。
枕席(ちんせき)
ねどこ。寝室。ねや。まくらと敷物の意から。
枕石嗽流・枕石漱流(ちんせきそうりゅう)四字熟語辞典
世間から離れて、山奥で自由に暮らすことのたとえ。 隠者の生活をいう。 「石(いし)に枕(まくら)し流れに漱(くちすす)ぐ」とも読む。 「枕石嗽流」とも書く。
枕席に侍る(ちんせきにはべる)ことわざ辞典
女性が男性と同じ寝床で寝ること。夜伽をすること。 「枕席」は枕と敷物のことから、寝床をいう。 女性が男性の意に従い、寝床を共にするとの意から。
枕頭(ちんとう)
枕冷衾寒(ちんれいきんかん)四字熟語辞典
一人で寝ることの寂しさを言い表す言葉。 「衾」は掛け布団のこと。 枕も掛け布団も冷たくて寒いということから。 「枕冷ややかに衾(しとね)寒し」とも読む。
手枕(てまくら)
寝ころんだとき、自分の腕を折り曲げて頭の下へ入れ、枕として使うこと。
陶枕(とうちん)
陶磁器で作った、中が空洞の枕。
同衾共枕(どうきんきょうちん)四字熟語辞典
男女が同じ布団で睦まじく寝て、情愛を交わすこと。 「衾」は布団や夜具のこと。 同じ布団で枕を共にするという意味から。
長持枕にならず(ながもちまくらにならず)ことわざ辞典
大は小を兼ねるとはいえ、大き過ぎるものは、必ずしも小さなものの代わりを果たせるわけではないということ。 長持(衣装箱)が大きくて枕に似ているからといって、その大きさゆえに枕としての役割を果たせないことから。
波枕(なみまくら)
船の中で寝ること。船旅。
新枕(にいまくら)
結婚した男女が初めて共に寝ること。
俳枕(はいまくら)
俳句に詠まれた名所・旧跡など。
箱枕(はこまくら)
箱型の木の台の上に、くくり枕をのせたもの。
箸枕(はしまくら)
食卓に箸を置くとき、箸の先をのせておく小さな台。箸置き。箸台。
膝枕(ひざまくら)
そばに座る相手の膝を借りて頭を預け、体を伸ばして休むこと。
肘枕(ひじまくら)
枕絵(まくらえ)
情交を描いた絵。春画。
枕刀(まくらがたな)
枕元に置いておく、護身用の刀。
枕上(まくらがみ)
寝ている人の枕のそば。まくらもと。まくらべ。
枕木(まくらぎ)
鉄道で、レールを固定するため一定の間隔で下に横向きに敷く角材。昔は木材が使われていたが、現在は鉄製やコンクリート製が多い。
枕経(まくらぎょう)
死者の枕元で経を読みあげること。また、その経。
枕ことば・枕詞(まくらことば)
和歌の修辞のひとつ。意味の展開とは無関係に、特定の語句の上に固定的について語調を整え修飾する語。基本的には五音からなる。「母」にかかる「たらちねの」や、「山」にかかる「あしひきの」など。
枕捜し・枕探し(まくらさがし)
旅客が寝ている間に金品を盗むこと。また、その人。
枕する(まくらする)
枕を使う。なにかを枕として使う。
枕草子(まくらぞうし)
手元に置くとじた帳面。記録したいことを書き記す。
枕びょうぶ・枕屏風(まくらびょうぶ)
和室で寝る人の枕の近くに立てる、風除けの丈が低い屏風。
枕辺(まくらべ)
寝ている人の枕のそば。まくらがみ。まくらもと。
枕元・枕許(まくらもと)
寝ている人の枕のそば。まくらがみ。まくらべ。
枕を交わす(まくらをかわす)ことわざ辞典
男女が同じ夜具で寝ること。
枕を欹てる(まくらをそばだてる)
寝た体勢のまま枕から頭を上げ、耳を澄まして聞く。
枕を高くして寝る・枕を高くして臥す・枕を高くする(まくらをたかくしてねる・まくらをたかくしてふす・まくらをたかくする)ことわざ辞典
気にかかることがなく安眠することのたとえ。心配ごとが何もないさまをいう。
枕を並べる(まくらをならべる)
同じ場所で並んで寝る。
枕を濡らす(まくらをぬらす)ことわざ辞典
かなしみや辛さに耐えきれずに、布団の中で泣くこと。
枕を振る(まくらをふる)ことわざ辞典
落語で、本題に入る前に、観客の関心を引いたり、場を和ませたりするために短い話をすること。
水枕(みずまくら)
氷や水を詰めて冷たくし、熱の出た人などが頭をのせる枕。水の漏れないゴムなどの袋でできている。
夢枕(ゆめまくら)
夢を見ながら寝ているときの枕もと。
夢枕に立つ(ゆめまくらにたつ)ことわざ辞典
神仏や亡くなった人が夢の中に姿を見せ、何かを知らせること。「夢枕」は眠っている人の枕もと。
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