「仇」を含む熟語・言葉 — 36 件
「仇」を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
仇(あだ)
受けた仕打ちを忘れず、いつか返そうと狙う相手。
悪人は善人の仇(あくにんはぜんにんのあだ・あくにんはぜんにんのかたき)ことわざ辞典
善人は本来だれも敵としないが、悪人だけは敵として許さないこと。 「仇」は「あだ」とも読む。
浅瀬仇波(あさせあだなみ)四字熟語辞典
思慮が浅い人は、気にする必要がないどんな小さな出来事でも大騒ぎすることのたとえ。 深い淵より浅瀬のほうが激しく波が起こることから。
浅瀬に仇波(あさせにあだなみ)ことわざ辞典
思慮の浅い人間ほど、おしゃべりで些細なことで騒ぎ立てるということ。「仇波」は「徒波」とも書き、浅瀬が徒(いたずら)にさざ波を立てる意から。
明日ありと思う心の仇桜(あすありとおもうこころのあだざくら)ことわざ辞典
今できることを明日に延ばしていると、その機会は二度と来ないかもしれないということ。思い立ったらすぐ行えという戒め。 また、人の命がいつまで続くか分からないことのたとえ。 咲きそろった桜も、その夜のうちに嵐が来れば残らないとの意から。 歌は「夜半に嵐の吹かぬものかは」と続く。親鸞が詠んだものと伝える。
仇討ち(あだうち)
主君や肉親を殺した相手を討ち取り、恨みを晴らすこと。
仇野の露、鳥辺野の煙・仇野の露、鳥部野の煙(あだしののつゆ、とりべののけむり)ことわざ辞典
人の命のもろさ、この世の移ろいやすさのたとえ。 「あだし野」は、京都の嵯峨野にあった墓地。 「鳥辺野」は、京都の東山にあった火葬場。 人生を、はかなく消える墓地の露と火葬場の煙にたとえた言葉。 「あだし野」は「仇野」「徒野」、「鳥辺野」は「鳥部野」とも書く。 「鳥辺野」は「鳥部山」ともいう。
仇する(あだする)
相手にわざわいを及ぼし、痛手を負わせる。
仇名(あだな)
男女関係についてのうわさ。浮き名。艶聞。
仇情・仇情け(あだなさけ)
その場限りのはかない恋。また、かりそめの親切。情け。
仇浪(あだなみ)
風も吹いていないのに、むだに立ち騒ぐ波。
仇花(あだばな)
咲いても実を結ばない花。無駄花。
仇花に実は成らぬ・仇花を咲かせる(あだばなにみはならぬ・あだばなをさかせる)ことわざ辞典
見かけだけが立派でも、内容や実力が伴わなければ、よい成果には結びつかないということ。 「徒花」は咲いても実を結ばずに散る花で、花の美しさだけでは実りにならない意から。 「徒花」は「仇花」、「生らぬ」は「成らぬ」とも書く。 また、見かけこそ華やかであるが、実質が伴わず、期待したような良い結果が得られないことを「徒花を咲かせる」という。
仇も情けも我が身より出る(あだもなさけもわがみよりでる)ことわざ辞典
人から憎まれたり愛されたりするのは、自分の心がけや行いによるということ。
仇を恩で報いる・仇を恩で報ずる(あだをおんでほうずる・あだをおんでむくいる)ことわざ辞典
憎むべき相手を憎まずに、かえってその人に情けをかけること。
今の情けは後の仇(いまのなさけはのちのあだ)ことわざ辞典
その場かぎりの甘い情けで手を貸すと、かえって当人を甘やかし、のちのち困った事態を引き起こしかねないということ。
怨仇(えんきゅう)
深い恨みがある相手。仇。怨敵。怨讎。
親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない(おやのいけんとなすびのはなはせんにひとつもあだはない)ことわざ辞典
咲いた花がひとつ残らず実を結ぶ作物と同じで、親が子に向ける言葉には外れがない。 空振りに終わる一言は出てこない。
恩仇(おんきゅう)
人から受ける恩と仇。
恩を仇・恩を仇で返す・情けを仇で返す(おんをあだ・おんをあだでかえす・なさけをあだでかえす)ことわざ辞典
恩を受けた相手に、感謝するどころか害を与えるようなことをすること。 単に「恩を仇」ともいう。
昨日の友は今日の仇・昨日の情今日の仇(きのうのじょうきょうのあだ・きのうのともはきょうのあだ)ことわざ辞典
人の心は変わりやすく当てにならないということのたとえ。 昨日まで親しくしていた友が今日は敵になってしまうことから。
仇怨(きゅうえん)
うらみを向けている相手。また、そのうらみ。
仇敵(きゅうてき)
恨みを抱いている相手。かたき。
今日の情けは明日の仇・今日の情は明日の仇(きょうのなさけはあすのあだ)ことわざ辞典
差し向けられた情けが、そのまま先々の敵意に転じる場合がある。 情け一つで結ばれた仲は、事情が動けばあっけなくほどけてしまうという見方。
芸は身の仇(げいはみのあだ)ことわざ辞典
習い覚えた芸事に夢中になり、身を滅ぼすことがあるというたとえ。
心の仇は心(こころのあだはこころ)ことわざ辞典
人を追い詰めるものは外にはない。みずからの欲や迷いこそが敵である。
醜婦之仇(しゅうふのあだ)四字熟語辞典
邪な心を持っている臣下は、賢者や忠臣を憎く思うということ。 または、容姿の醜い女性は、美しい女性のことを憎く思うということ。 「美女は醜婦の仇なり」を略した言葉。
宝は身の仇(たからはみのあだ)ことわざ辞典
なまじ財産があると、そのために自分の身を滅ぼすことがあるということ。
同仇敵愾・敵愾同仇(てきがいどうきゅう・どうきゅうてきがい)四字熟語辞典
恨んでいる相手に共に立ち向かうこと。 「同仇」は同じ人物を恨むべき相手とすること。 「敵愾」は怨んでいる相手に向かっていくこと。 「敵愾同仇」ともいう。
情けが仇(なさけがあだ)ことわざ辞典
親切や同情からしたことが、かえって相手のためにならない結果となること。
茄子の花と親の意見は千に一つも仇がない(なすびのはなとおやのいけんはせんにひとつもあだがない)ことわざ辞典
茄子は咲いた分だけ実がつく。 親が口にする戒めもそれと同じで、聞き流してよいものは一つも混じっていない。
妬みはその身の仇・嫉みはその身の仇(ねたみはそのみのあだ)ことわざ辞典
人を妬んで悪く言ったり、害を与えようとしたりすると、その報いがめぐりめぐって自分自身に災いをもたらすということ。 「妬み」は「嫉み」とも書く。
美女は醜婦の仇(びじょはしゅうふのあだ)ことわざ辞典
器量の良い女は、そうでない女から仇のように恨まれるということ。人より恵まれている者が、そのことだけで憎まれる場面にも広げて使う。 「醜婦」は器量の悪い女。世に美人がいるから自分の肩身が狭いのだと思い込み、恨みの矛先を美人へ向ける。 『説苑』尊賢篇にある句で、もとは徳のある人物が乱れた世では遠ざけられることを言うために引かれた。 「美女は悪女の敵」ともいう。この「悪女」も不美人の意。
復仇(ふくきゅう・ふっきゅう)
仇討ちをすること。復讐。
報仇雪恨(ほうきゅうせっこん)四字熟語辞典
仇を討って、恨みを晴らすこと。 曹操が父の仇を討つため徐州へ攻め入ったとき、その軍が「仇に報い恨みを雪ぐ」と大書した白旗を掲げたという、『三国志演義』の場面から。 「仇(あだ)を報じ恨(うら)みを雪(すす)ぐ」とも読む。
報仇雪恥(ほうきゅうせっち)四字熟語辞典
仇を討って、受けた屈辱を晴らすこと。 「仇」は恨みを晴らしたいと思う相手。 「雪」は汚れを落としてきれいにするという意味。 「仇(あだ)を報い恥(はじ)を雪(すす)ぐ」とも読む。
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