「縁」の意味

「縁」(えん・よすが)の意味・読み方を解説します。
縁
えん
/よすが
| 言葉 | 縁 |
|---|---|
| 読み方 | えん・よすが |
| 意味・例文 |
|
| 補足 | 一つめから六つめは「えん」、七つめは「よすが」と読む。 |
「縁」で使われている漢字
「縁・縁(えん・よすが)」を含む四字熟語
「縁・縁(えん・よすが)」を含む故事・ことわざ・慣用句
金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめがえんのきれめ)
金がある時はちやほやされるが、金がなくなると相手にされず関係が切れるということ。
躓く石も縁の端(つまずくいしもえんのはし)
自分にかかわるすべてのものが、なんらかの因縁で結ばれているということ。 ふとつまずいた石も、多くの石の中で何かの縁があってつまずいたのであるとの意から。
一樹の陰一河の流れも他生の縁(いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん)
この世で起こるすべての出来事は、すべて前世からの因縁によるものなので大切にしなければならないということ。 同じ木の陰で雨宿りをしたり、同じ流れの水を飲んだりするといった、偶然のちょっとした出来事も、すべて前世からの縁によるものであるとの意から。 「一河の流れを汲むも他生の縁」ともいう。
縁あれば千里(えんあればせんり)
結ばれる巡り合わせさえあれば、どれほど隔たった土地の相手とも縁はつながるということ。 「縁あれば千里を隔てても会い易し、縁なければ面を対しても見え難し」を縮めた言い方。
縁と浮き世は末を待て(えんとうきよはすえをまて)
連れ合いも世の巡り合わせも、こちらで日取りを決められはしない。急いで手を伸ばさず、向こうから寄ってくるのを構えて迎えるほうがよい。
縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし)
人の忠告を聞き入れようとしない者は、救いようがないということ。 「縁」は、ここでは仏縁の意。 「衆生」は、仏が慈悲を垂れる人間。 「度す」は、悟りを開かせること。 仏縁のない者は、たとえ仏でも救いようがないとの意から。
縁の切れ目は子で繋ぐ(えんのきれめはこでつなぐ)
夫婦仲がうまくいかなくなっても、子どもがいれば縁をつなぎとめてくれるということ。
縁は異なもの、味なもの(えんはいなもの、あじなもの)
男女の縁というものは、どこでどう結ばれるかわからず、予測のつかない不思議でおもしろいものだということ。「縁は異なもの」「縁は味なもの」と切り離してもいう。
袖振り合うも他生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)
すれ違いざまに衣がかすっただけの相手にも、それまでの長い経緯が働いている。 行きずりの縁を軽く見るな、と説くときに持ち出す。
縁を切る(えんをきる)
人間関係や物事との関係を断つこと。
金を貸したのが縁の切れ目(かねをかしたのがえんのきれめ)
金の貸し借りには問題が起こりやすく、親しい友人同士でも金の貸し借りはするべきではないという戒め。
縁もゆかりもない(えんもゆかりもない)
何もかかわりがない。何のつながりもない。 「縁」と「ゆかり」という同じ意味の言葉を重ねて強調した言葉。
縁の目には霧が降る(えんのめにはきりがふる)
縁によって結ばれる者は、互いの欠点が見えにくく、美点ばかりが目につくというたとえ。 霧が降ると物が見えにくくなることから。
縁と命は繋がれぬ(えんといのちはつながれぬ)
切れた縁も、絶えた命も、もとには戻せないということ。 「繋ぐ」は切れたものを結び合わせること。縄なら結び直せるが、縁と命はそうはいかない、という見立て。
