物の種類や中身、出来事の内容がつかめないときに、それがどういう物事なのかを問う語。中身の定まらない物事を、定まらないまま示すときにも置く。 「庭に植えたのは何の種ですか」
「…もない」「…もしない」など打ち消しの形と組み合わさり、当てはまるものがどれ一つ無いことを強く示す語。わざわざ取り立てる程の物事ではない、と軽く扱う気持ちを込めることもある。 「台風が通ったが、この家には何の被害もなかった」
疑問の形を借りて、そんな事は認められない、あって良いはずが無いと、強く突き放す語。 「家族を泣かせてまで出世して、何の幸せがあるものか」
「…の何の」「…だの何のと」の形で、同じ類いの事柄を一つ二つ挙げたあとに添え、ほかにも同じような事が色々あると含ませる語。 「入学の支度だの何のと、春先は落ち着かない」
「…の何のって」の形で、前に置いた言葉が表す様子が、並大抵ではないと強める語。 「その日は暑かったの何のって、道に人影もなかった」
(感動詞)相手の言うことや、目の前の面倒事を、大した事ではないと軽く打ち消して、あっさり払いのける語。 「何の、この程度の坂なら一気に登れる」
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