中とは
中
なか
言葉 | 中 |
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読み方 | なか |
意味 | うち。内側。内部。 まんなか。なかほど。どちらか一方にかたよらない部分。 なかほど。進行している途中。 あいだ。ものとものの間。 |
対義語 |
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使用漢字 | 中 |
他の読み方の語
中(なか)を含む故事・ことわざ・慣用句
四月の中の十日に心なしに雇われるな(しがつのなかのとおかにこころなしにやとわれるな)
四月の中旬頃は日が長いので、思いやりのない人に雇われるといつまでも働かされるので気をつけよということ。また、その頃の日中の時間が長いことをいう。
冬至冬中冬始め(とうじふゆなかふゆはじめ)
冬至は暦の上では冬の真ん中だが、実際は冬至から本格的に寒くなり、これから冬が始まるように感じられるということ。
後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
子どもを持つなら三人で、最初と最後は男、真ん中は娘が理想だということ。
人ある中に人なし(ひとあるなかにひとなし)
世の中に人間はたくさんいるが、役に立つ立派な人間はなかなかいないということ。
たとえ火の中水の中(たとえひのなかみずのなか)
どんなに大変な目に遭ってもかまわないということ。
井の中の蛙大海を知らず(いのなかのかわずたいかいをしらず)
他に広い世界があることを知らずに、自分の周りの狭い見識や知識にとらわれてこと。 小さな井戸に住んでいる蛙は、井戸の外の世界に大きな海があることなど知らないとの意から。 「坎井の蛙」「井底の蛙」「井蛙」などともいう。
壷の中では火は燃えぬ(つぼのなかではひはもえぬ)
壷の中では火が燃えないように、人は狭い窮屈な場所では十分な働きができない。仕事をするには、それなりの環境が必要だというたとえ。
コップの中の嵐(こっぷのなかのあらし)
狭い範囲内で起こった、大局には何の影響もない騒ぎのたとえ。
始めちょろちょろ、中ぱっぱ、赤子泣くとも蓋取るな(はじめちょろちょろ、なかぱっぱ、あかごなくともふたとるな)
御飯の上手な炊き方をいったもの。炊き始めは弱火で、中ごろは強火にし、途中で蓋を取ってはいけないということ。
藪の中の荊(やぶのなかのうばら)
人は悪い仲間と交流していると、悪い人間になってしまうというたとえ。 「荊」は、いばらのこと。 藪の中のいばらは、他の草木に邪魔されて真っ直ぐには育たないとの意から。
中に立つ(なかにたつ)
仲介役として、両者の間にはいること。
中に入る(なかにはいる)
対立している両者の間にはいって、両者の関係が修復するようにつとめること。
川中には立てど人中には立たれず(かわなかにはたてどひとなかにはたたれず)
世渡りは難しいというたとえ。 流れが急な川の中に立つことはできても、世間に流されずに生きることは難しいとの意から。
袋の中の鼠(ふくろのなかのねずみ)
どうやっても逃げることができない状態。 「袋の中の鼠」ともいう。